お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

クニツィア の検索結果:

オリックス/Olix

…リックスはライナー・クニツィアによるデザインの2人用ボードゲームです。BoardGameGeekによれば1994年作品。スタートプレイヤーの決定以外に運要素がない完全情報公開型のアブストラクトゲームです。雑誌の付録として登場したゲームが、出来がいいので販売に至ったとの話です。碁盤の目状のゲーム盤があります。手番がきたら担当色の駒をゲーム盤のマスに置きます。ゲーム名の文字の形、つまり、「O」、「L」、「I」、「X」の形を自色だけ作ると勝利へと近づきます。いずれかの1文字を一定サ…

ケルトスパイラル/Keltis Das Orakel

…パイラルはライナー・クニツィアによるデザインのボードゲームです。ドイツ年間ゲーム大賞受賞作「ケルト」シリーズです。 ケルト(無印)は当時プレイしても面白さが伝わってきませんでした。ロストシティと比べて刺激が足りないと思いました。しかし、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞し、高評価する人もインターネットで多く見かけます。これはおかしいと思い、ケルト本体はもちろんケルトタイル、ケルトダイス、ケルトカードと買い、プレイしました(拡張は買ったもののプレイできていません。ケルトスパイラルは未所…

ブルーラグーン/Blue Lagoon

…ラグーンはライナー・クニツィアによるデザインのボードゲームです。2018年作品。島々の開拓への貢献を競います。初期配置と中間で1度ある配置以外は運要素がない完全情報公開型のほぼアブストラクトゲームです。2回決算がある陣取りです。今回4人でプレイ。各プレイヤーは自色(部族?)の舟から始めて島々に上陸します。つまり開始地点から繋がるように駒を置きます。そうすることで各島のマジョリティ(多数派)を確保したり、資源を集めたり(各資源最多、全種セット等)します。その際、前半で村駒をいく…

インディゴ/Indigo を2人プレイ

…ンディゴはライナー・クニツィアによるデザインのボードゲームです。2012年発売のボードゲームですが、近々日本語版がグループSNEから登場するそうです。2人から4人までプレイ可能なボードゲームですが、今回2人で遊びました。複数人で思惑入り乱れるところが面白いと思っていたので、そんなには期待していなかったのですが、とても楽しく遊ぶ事ができました。インディゴでは、得点となる宝石を獲得する出口の持ち主が決められています。3人以上ではその出口が複数人で共有となるところに特徴があります。…

ケルト/Keltis を2人プレイ

ケルトはライナー・クニツィアによるデザインの2008年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞したボードゲームです。登場以来シリーズをこだわりを持ってプレイしてきました。つまりこういう事です。 ケルト(無印)は当時プレイしても面白さが伝わってきませんでした。ロストシティと比べて刺激が足りないと思いました。しかし、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞し、高評価する人もインターネットで多く見かけます。これはおかしいと思い、ケルト本体はもちろんケルトタイル、ケルトダイス、ケルトカードと買い、プレイしまし…

ラマダイス/L.A.M.A. Dice

…マダイスはライナー・クニツィアによるデザインのダイスゲーム。「ラマ」や「ラマパーティ」の続編でもあります。ルールに似ているところがあります。今回5人でプレイ。カードには1-6の数字と「ラマ」のカードがあります。3つあるダイスにはカードに対応した目があります。指定枚数手札(公開情報)をランダムに受け取ってゲーム開始です。手番になったらダイス3つを同時に振ります。ダイス目と同じ手札があったら、それを破棄する事ができます。無いとペナルティです。うまいこと全手札を破棄する事ができれば…

最近買ったボードゲーム2021年1月 その3

…arde ライナー・クニツィアによるデザインの2人用ボードゲームなので。New Games Order による選別を経ているところにも安心感というか、ぜひ経験しておきたいと思わせます。 このブログの関連記事 最近買ったボードゲーム2021年1月 その2 最近買ったボードゲーム2021年1月 第1回調布たづくりボードゲームの会プレイレポ その2 「San Juan/サンファン」 森の中のキツネ/The Fox in the Forest リンク ジョイゲームズ https://…

最近買ったボードゲーム2021年1月 その2

…ョン!」はライナー・クニツィアによるデザインのカードゲームです。以前プレイしたことがあり面白かったのですが、ブログに書かなかったなーと思いつつなんとなく購入。箱の絵も魅力。 このブログの関連記事 最近買ったボードゲーム2021年1月 最近買ったボードゲーム2020年12月 メキシカ再版 リンク クラキン新作 舞台はパリだ!ジレンマたっぷり辛いばかりだ!「パリ 日本語版」のご紹介。 – KenBill Official Site http://info.kenbill.com/…

ヘックメック/Heckmeck am Bratwurmeck

…メックは、ライナー・クニツィアによるデザインのボードゲーム(ダイスゲーム)です。ドミノのようなタイルに虫が描いてあります。ダイスを振ってその虫をたくさん集めた人の勝ちです。過去にはiPhoneアプリにもなっていたと記憶しています。手番がきたら、ダイス8個を振ります。出た目から1つを選び、同じ目のダイス全てを自分の前におきます。残りを振り直すこともできます。振り直したら、まだ選んでいない目だけを選ぶことができます。これを繰り返し、前に置いたダイス目の合計値をできるだけ高くします…

マイシティ/My City(ネタバレなし)

…イシティはライナー・クニツィアによるデザインのレガシー系ボードゲームです。レガシー系とはパンデミックレガシーに代表されるシステムで、基本的にストーリー展開や歴史の流れに沿って(他のゲームでは)盤面にシールを貼ったり書き込んだり、カード等が増えたり減ったりします。そして、その特性上一度しか遊ぶことができません(マイシティでは繰り返し遊ぶことができる「永遠モード」あり)。人気デザイナーのクニツィアがレガシー系ゲームを作ったというだけで興味が湧きます。ネタバレ要素がありますので、今…

ナイツポーカー/Knights Poker

…ーカーは、ライナー・クニツィアによるデザインの2人専用ボードゲームです。豪華な木のコンポーネントが魅力的です。10分程で終わる短時間ゲームです。バトルラインを小規模化したシステムに見えます。軍旗にあたるコマを2本以上取得すれば勝ちです。バトルラインと比較すると、軍旗の減少、カード(コマ)の数字が減少、カード(コマ)の色数が減少、「証明」要素の削除、戦術カードの削除があります。バトルラインと同様にどこで勝つかが重要と考え、相手よりギリギリ有利となれるよう手を打ちます。しかし、バ…

バトルライン/Battle Line

…ラインは、ライナー・クニツィアによるデザインの2人用カードゲームです。やり込めばやり込むほど上達するゲームで競技性が高く、繰り返し遊ぶ価値があるとの声も聞きます。実際そう思います。十数年前に初プレイして以来、ときどき遊んでいましたが、今回改めてプレイ。複数の軍旗(写真の赤いポーン)を横に並べます。そこを挟んでそれぞれのプレイヤーが軍隊を並べて軍旗を奪い合います。連続して並ぶ3本か、どこでもいいので5本の軍旗を獲得すれば勝利です。勝敗は軍旗別に隊列の強弱を競います。隊列はポーカ…

ハニーベアー(はちみつくまさん)/Honeybears

…さん」)はライナー・クニツィアによるデザインのボードゲームです。1998年作品。「バケツ消防士/Bucket Brigade」というタイトルでのリメイクの方が有名かもしれないとの話。 30分程度で終わる短時間ゲームです。今回5人でプレイ。手札には4色とオールマイティの5種類があります。そして、それぞれ「1」か「2」の数字が振ってあります。最初に手札を配り、途中の補充はありません。手番になったら1枚カードをプレイして(捨て場に捨てて)、その色の熊コマ(牛に見える説あり)をその数…

ラマ:パーティーエディション/L.A.M.A. Party Edition

…ームです。ライナー・クニツィアによるデザイン。ラマと比較して、根幹部分は変わりません。ルールも短くプレイ時間も20-30分と手軽でありながら、考えどころがあります。ちょっとしたハンドマネジメント(手札調整)です。そして面白い。ラウンド終了時の手札はマイナス点です。手番がきたら、前の人が卓上中央に出したカードの上にカードを出します。前の数字と同じカードか、1だけ多い数字のカードを出します。出せなかったり、出したくない場合は山札からカードを引きます。途中でラウンドを「降りる」こと…

2019年ベストボードゲーム10

…ーム」は、ライナー・クニツィアの1990年代前半の初期作品集と見ることもできます。90年台ドイツゲームと言えば僕の好みとするところです。実際、これら14のゲームはとても面白く、自信を持って薦められるものです。14種のゲームが1つのパッケージに入っている事の特徴は、「お得だ」とか「コストパフォーマンスがいい」という事ではありません。ほぼ共通のシンプルなコンポーネント(用具)を使用して全く異なるゲームがデザインされており、それを体験できるという事です。バリアントルール(たくさん掲…

ゲームマーケット2020秋@東京 - 購入品編(戦利品)

…ール出版、ライナー・クニツィア著、竹田原裕介訳) 2300円 このブログの関連記事 テーブルゲームフェスティバル2008 テーブルゲームフェスティバル2008 その2 テーブルゲームフェスティバル2009に行ってきた ゲームマーケット2011春 ゲームマーケットなどがNHK総合テレビで取り上げられます NHK総合テレビ「ゆうどきネットワーク」でのボードゲーム特集の感想 ゲームマーケット2012春に行ってきた ゲームマーケット2012秋買物録 ゲームマーケット2013春へ行って…

最近買ったボードゲーム2020年9月

…ビロニアはライナー・クニツィアによるデザインの陣取りゲーム。比較的新作です。好きなボードゲームである、チグリス・ユーフラテスを連想させるのと、最近は短時間ゲームを作ることが多かったクニツィアによる1時間級ボードゲームなのでプレイしてみたくあり購入。近所のトレーディングカードゲームを中心としたショップで購入。 バビロニア 完全日本語版 | ArclightGames Official https://arclightgames.jp/product/%E3%83%90%E3%8…

スチーブンソンロケット(スティーブンスン・ロケット)/Stephensons Rocket

ライナー・クニツィアによるデザインの鉄道・株ゲーム。1999年のボードゲームですが、昨年2019年3月日本語版がグループSNEから発売されました。今回は1999年版を4人でプレイ。イギリスを舞台に、各プレイヤーは投資をする資本家(?)となります。鉄道を敷設し、各鉄道会社の株券を買い、駅を作り、各都市に投資します。それらがうまく噛み合い、各分野で筆頭者となるとお金(買い物はできない勝利点)となります。ゲーム終了時にお金を最も稼いだプレイヤーが勝利です。鉄道と株を組み合わせた重厚…

最近買ったボードゲーム2020年6月

…みで購入。ライナー・クニツィアによるデザインの2人用短時間ゲームという点と、豪華コンポーネントに惹かれました。バトルラインやショッテントッテンっぽいのかな。「デカルコ フラガとデカドのトレースマスター」はくにすらが選んだもの。くにすらは画伯系と言いますか、絵を書くゲームが好きなのです。写真をトレースするという新規軸に惹かれて購入の模様。 このブログの関連記事 最近買ったボードゲーム 2020年5月 5x5ZOO 最近買ったボードゲーム 2020年4月 ローマ七丘/Die Si…

ロストシティの戦略・攻略を考える

…シティは、ライナー・クニツィアによるデザインのカードゲームです。人気ゆえか、それを発展させた(と言われる)ボードゲーム「ケルト」も登場しました(その英語版が「ロストシティボードゲーム」)。そして、ケルトはドイツ年間ゲーム大賞を受賞し、ケルトダイスやケルトタイル、ケルトカードなどが登場しました。さらに近年、ロストシティの名を冠した新しいゲームが登場しています。僕はロストシティが刺激が強くて好きです。過去、2007年頃同じくインターネットを利用したボードゲーム・カードゲームプレイ…

モダンアート・カードゲーム/Modern Art: The Card Game

…なります。ライナー・クニツィアによるデザインのゲームです。今回5人でプレイ。元となった「モダンアート」は同じくライナー・クニツィアによるデザインのゲームです。価格をつけあう競りゲームです。名作との声をよく聞きます。これまでに出会ったボードゲーム・カードゲームの中で一番良いという人もいる程です。しかし、今回「モダンアート・カードゲーム」からは競り要素がなくなってしまいました。どうも、「Masters Gallery」というカードゲームは今回のゲームと同じシステムのゲームのようで…

チグリス ユーフラテス 王たちの戦い - 最近買ったボードゲーム 2020年2月

…)でした。ライナー・クニツィアによるデザインの2005年のカードゲームです。 このブログの関連記事 最近買ったボードゲーム2020年1月 最近買ったボードゲーム 2019年7月 最近買ったボードゲーム本 2019年8月 リンク チグリスユーフラテス 王たちの戦い メビウスゲームズ http://www.mobius-games.co.jp/HansimGluck/Euphrat&Tigris.htm チグリス ユーフラテス 王たちの戦い play:game https://w…

ロストシティ・ライバルズ/Lost Cities: Unter Rivalen

…バルズは、ライナー・クニツィアによるデザインのカードゲーム。ロストシティと言えば、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞することとなる「ケルト」へと発展した2人用カードゲームです(実は2セットあると4人でプレイできるルールはある)。真剣勝負に耐えるゲームでした。今回のロストシティ・ライバルズは近年登場したゲームで、ロストシティに競り要素を加えたルールとなっています。競りでカードを取得して、自分自身の前に色別に並べます。今回3人でプレイ。ルールに奇抜なところがなく、プレイしやすいのはいいと…

ミスカトニック大学:禁断の蔵書/Miskatonic University The Restricted Collection

あのライナー・クニツィアがデザインしたクトゥルフ系ゲーム。3人でプレイ。まずビジュアルがすばらしい。日本語化も完璧(完全日本語版)。1時間ほどかかりましたが、プレイ感は軽いです。めくりゲーのようでいて、カードを使うタイミングに考えどころがあります。普段RPG(TRPG)で遊ぶ人が手軽に遊ぶのにいいのではないでしょうか。 このブログの関連記事 狂気山脈/Mountains of Madness ラブクラフト・レター/Lovecraft Letter 近衛兵/Die Prator…

古代ローマの新しいゲーム・全14ゲームをプレイ完了

…ゲームは、ライナー・クニツィアによるデザインの14ものゲームが詰まったボードゲーム集です。複数のゲームで共用するコマやお金的チップ、数字の書いた複数色のチップ、4枚ものゲームボードなどが入っています。今回、その14種類のゲームを全てプレイすることができました。主催者の細やかな配慮により、毎回ゲームの重さ、プレイ時間等のバランスが取られたプレイ日程となっています。このリストをそのまま再利用して日程を立てることができると思います。 第1回古代ローマの新しいゲーム会で遊んだゲーム記…

商人/Mercator - 古代ローマの新しいゲームより

…ディチは、ライナー・クニツィアの3大競りゲームとか4大競りゲームと呼ばれて評価の高いボードゲームです。古代ローマの新しいゲームの商人では、各プレイヤーはお金を持ってゲームを開始します。各回、場に数字のカードが登場します。全員、これらのカードを同時入札の競りで入手しようとします。数字の大きなカードほど価値が高く、最後にお金をもらうことができて勝利へと近づきます。しかし、各人6枚までしかカードを持つことができません(船の積み荷の量?)。全員が6枚ずつカードを取ったらゲーム終了です…

最近買ったボードゲーム本 2019年8月

…パーバックライナー・クニツィアのダイス・トランプゲーム集作者:ライナー・クニツィア出版社/メーカー: スモール出版発売日: 2019/05/31メディア: 単行本(ソフトカバー)ダイスゲーム百科作者:ライナー・クニツィア出版社/メーカー: スモール出版発売日: 2015/07/23メディア: 単行本(ソフトカバー)シド・サクソンのゲーム大全作者:シド・サクソン出版社/メーカー: ニューゲームズオーダー発売日: 2017/12/16メディア: 単行本 NHK美の壺 かるた NH…

インフェルノ/Inferno

ライナー・クニツィアによるデザインの小さなカードゲーム「インフェルノ」。12年程前に初プレイして以来気に入って購入。数年ごとに出してはプレイしています(初プレイは高円寺盤遊会だったかもしれない)。今回は7人でプレイ。最大人数の7人、かなりいいのではないでしょうか。各カードには色と数字があります。カードを取ってしまうと失点です。特に悪魔の絵が描いてある赤のカードは失点が大きくなります。各プレイヤーは手札を(結構大量に)持って始めます。最初、山札から1枚カードをめくってテーブル中…

スパルタクス/Spartacus - 古代ローマ新しいゲームより

…びました。ライナー・クニツィア的ひねりの利いたトリックテイキング的ゲームです。各プレイヤーはそれぞれが同じ構成のカードセットを手札として持ちます。これでトリックテイキング的ゲームを行います。数字の小さなカードが勝利します。スートはありません(ワンスート)。カードを出す順番が回ってきたら、カードを出す代わりにパスをすることができます。パスはいわゆるハードパスで、そのトリックにはもう参加できません。「トリック」と言っても何周もするところにスパルタクスの特徴があります。一人を残して…

ローマ七丘/Die Sieben Hugel Roms - 古代ローマの新しいゲームより

…。後の同じライナー・クニツィアによる名作「バトルライン」や、もしかしたら「ロストシティ」のもとになったと思われる2人用カードゲームです。 テヴェレ川の河口近く、ローマ七丘は広がっています。この地域に早くから入植を行っていたのはラテン人とサビニー人でした。当然ながら、友好関係と同時に、最良の土地への入植をめぐる競争も生じたのです。プレイヤーはラテン人、サビニー人の役割を担当します。それぞれのプレイヤーは、このいずれかの部族を表す手札を受け取ります。ローマ七丘は両プレイヤーの間に…