お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ラマ:パーティーエディション/L.A.M.A. Party Edition

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ラマ:パーティーエディションは、2019年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品である「ラマ」にいくつか追加要素があるゲームです。ライナー・クニツィアによるデザイン。

ラマと比較して、根幹部分は変わりません。ルールも短くプレイ時間も20-30分と手軽でありながら、考えどころがあります。ちょっとしたハンドマネジメント(手札調整)です。そして面白い。

ラウンド終了時の手札はマイナス点です。手番がきたら、前の人が卓上中央に出したカードの上にカードを出します。前の数字と同じカードか、1だけ多い数字のカードを出します。出せなかったり、出したくない場合は山札からカードを引きます。途中でラウンドを「降りる」ことも可能です。マイナス点はチップで受け取ります。手札を全て出し切ると持っているチップを1枚だけ返すことができます。

降りるというのは、ある程度のマイナス点を覚悟するということです。その見切りが難しく、独特の満足感があります。また、チップを返すルールはチップはいつでも両替可能というルールとかみ合っていて、高額チップを手放す一発逆転感があります。気持ちがいいものです。

パーティーエディションの追加要素として、より高得点チップの存在、連続で追加手番をプレイできるカードの存在、ジョーカー的な万能でありながらマイナス点も大きなピンクラマカードの存在があります。つまり、逆転要素が大きくなり刺激的、爽快感も大きくする要素が加わったのだと思います。箱裏面のゲーム紹介パラメーターも変わっています。

ラマの楽しさはもしかして感性に訴えかけるところが大きいのかもしれません。元祖のラマよりも確実に面白くなったと思います。

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LAMA Party Edition: AMIGO - Kartenspiel

LAMA Party Edition: AMIGO - Kartenspiel

  • 発売日: 2020/07/01
  • メディア: ゲーム