お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

インディゴ/Indigo を2人プレイ

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インディゴはライナー・クニツィアによるデザインのボードゲームです。2012年発売のボードゲームですが、近々日本語版がグループSNEから登場するそうです。

2人から4人までプレイ可能なボードゲームですが、今回2人で遊びました。複数人で思惑入り乱れるところが面白いと思っていたので、そんなには期待していなかったのですが、とても楽しく遊ぶ事ができました。

インディゴでは、得点となる宝石を獲得する出口の持ち主が決められています。3人以上ではその出口が複数人で共有となるところに特徴があります。他プレイヤーと協力する方が勝利に近づきますし、妨害しても2人で防がれると分が悪くなります。シンプルなルールで、その駆け引きが強調されているところにこのゲームの魅力があると思います。

ところが、2人プレイでは各出口の持ち主が1人となります。共有の出口はありません。上記の駆け引きがなくなるのです。ところが、これはこれで面白く、対戦相手の出口同士を道で繋いで役に立たないようにしたり、宝石1つを獲得するための手番数をリソース(資源)として妨害手番数と比較して厳密に数え始めたり、宝石を獲得できる最後のタイルを置く方が有利だねと言ったりと、インディゴのパズル的部分の良さが見えてくるのです。

これまでは、プレイ人数はきっと4人がベストなのだろうと思っていました。しかし、3人では共有でない出口があることによるパズルの面白さと多人数での駆け引きとがあるので別の面白さがあるかもしれません。2人は上記パズル的良さが楽しめます。もしかしたら、プレイ人数別にプレイ感が異なる深みのあるボードゲームかもしれません。

バリアントルール(手札が2枚で手番に1枚を選んで出す)は、戦略性が高くなりそうですが、手番での選択肢が増えるのでプレイ時間が長くなりそうです。

いわゆるドイツゲーム的、ユーロゲーム的な、極めてお勧めのボードゲームです。