お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

インフェルノ/Inferno

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ライナー・クニツィアによるデザインの小さなカードゲーム「インフェルノ」。12年程前に初プレイして以来気に入って購入。数年ごとに出してはプレイしています(初プレイは高円寺盤遊会だったかもしれない)。

今回は7人でプレイ。最大人数の7人、かなりいいのではないでしょうか。

各カードには色と数字があります。カードを取ってしまうと失点です。特に悪魔の絵が描いてある赤のカードは失点が大きくなります。

各プレイヤーは手札を(結構大量に)持って始めます。最初、山札から1枚カードをめくってテーブル中央に置きます(痛恨の誤インスト。1枚目はスタートプレイヤーが手札から選んで出します)。各プレイヤーは手番が来たら、中央にめくったカードと数字か色が同じカードを自分の前に置きます。置くことができれば次の人の番ですが、置くことができない(あるいは置かないと判断したら)その回に出された全てのカードを他の人や中央の分も含めて引き取らなければなりません。これは自分の手元に置いて、失点として計上します。

誰かが赤のカードを投入したら失点は大きくなり、判断が難しくなります。そして盛り上がります。さらに、最初にめくった札が赤カードだった場合には大失点が発生する回であり、大変な盛り上がりです。この赤カードめくりで始まるときは理屈じゃない盛り上がりがあります。

山札がなくなるのがいくつかあるゲーム終了条件の一つなのですが、多人数だと(手札の枚数が変わるルールもなく)山札が少ない状態で始まるので短時間で終わる傾向があります。手札の補充(で山札が減るルール)はないのですが、極端に引き取る枚数が少ないときに山札から追加でカードを引き取らされるルールがあるためです。今回、慣れれば慣れるほど手早く見切りをつけてカード出さずに引き取る判断をする場面が出てきました。上級者はそれを含めた高度な駆け引きをするのかもしれません。それも熱そうです。

超メジャーゲームであるUNOに似ていますが、フォローすべきカードが直前のプレイヤーのカードではなくなり、失点のルールを変えるとゲームがこうも刺激的に変わるのかとゲームデザインの妙を感じます。

ところで、テンデイズゲームズによるインフェルノ日本語版の刺激的なイラストも好きですが、僕は昔のドイツ語版の野暮ったい悪魔の絵も大好きです。

リンク

インフェルノ日本語版(2016年版)

インフェルノ日本語版(2016年版)

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