「呪術廻戦 呪霊逃走 -渋谷事変-」は人気漫画を原作とした新作ボードゲームです。いわゆる、原作もの、IPものです。
プレイヤー達は2つのチームに分かれて対戦します。一方は霊を祓う五条(人名)で、もう一方は呪霊(悪い霊)達です。五条は1人で呪霊は3体です。プレイヤー達も1人と3人とに分かれます。ぞれぞれの条件が異なる非対称戦となっています。
東京の渋谷が舞台です。ゲームボードは複数の区画に分かれていて、それらが階段か通路で繋がっています。呪霊は7ラウンド逃げ切れば勝ち。五条はそれまでに2体を祓う、あるいは盤面から人間がいなくなれば救出したとして勝ちです。
毎ラウンド、各自手札のカードを1枚ずつ使って行動します。前ラウンドに自身が使用したカードは使用できません。
今回、原作を知らない4人でプレイ。
僕が五条担当となりました。「まずはオマエから祓う」と言うところから開始(ルール)。
呪霊は逃げ回ります。五条は追いかけたり呪術で遠くから祓います。追いかけるのは効率が良い行動です。呪霊は五条と空気を吸う、つまり同じ区画にいると祓われてしまうのです。昔のヒーローはモヒカン(雑魚)を指先ひとつで倒しましたが、現代においてはそれすら不要なのです。もちろん、逃げる方もそれはわかっていますから、五条の直前の行動を見て移動します。階段と通路とでは移動に使うカードが別なのです。しかし、そこでも五条の力は圧倒的です。壁を破壊する能力を持っているのです。そうすると、複数の区画が一つになります。そこで五条が空気を吸えば終わりです。また、呪霊は遠くに逃げても無駄です。条件付きとはいえ、五条は瞬間移動したり、離れた区画の呪霊を祓う能力を持っています。呪霊は上手に逃げる必要があります。
このように、極めて五条有利の非対称戦です。2回プレイして2回とも五条の勝利でした。後から思うと、呪霊は人間を食べて霊力的なものを溜めることはせずに上手に逃げ回った方が勝利に近かったかもしれません。
ゲームボードの視認性が悪いのはちょっと残念。五条を自動で動くNPCとして、人間のプレイヤーは全員呪霊を担当する協力ゲームとした方が理不尽さが緩和されて面白いのではという声は上がりました。
直前に出したカード(行動)と盤面を見ながらの理詰め部分と、移動の心理戦とが入り混じるゲームです。プレイ感としてはガイスターやパンデミックを連想しました。
リンク
- 呪術廻戦 呪霊逃走 -渋谷事変- | Game | 集英社ゲームズ -SHUEISHA GAMES- https://shueisha-games.com/games/jujutsukaisen/
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