お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ザーガランド/Sagaland

ボードゲーム名作シリーズとしてザーガランドを紹介します。

ザーガランドは1982年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞したボードゲームです。ゲームデザイナー2人の内1人は近代ボードゲームの基礎を築いた故アレックス・ランドルフです。記憶力(メモリー)と駆け引きと心理戦のゲームです。

ゲーム盤にはたくさんの樹木があります。樹木の底にはそれぞれ異なる絵があります。サイコロを振って自駒を樹木まで移動させて、木の底のイラストを把握します。盤上の「城」にはそれらのうち1つが描かれたカードが置かれています。駒を城へ移動させて、その絵のものが隠された場所を報告(言い当てる)事ができれば勝利へ近づきます。3回言い当てる事ができれば勝利です。

しかし、他プレイヤーの移動を妨害したり、城のカードを別のものにめくり直すこともできるので、記憶力に加えて駆け引きと心理戦が必要です。ときにはヤマカンで城に乗り込み言い当てようとする度胸も必要です。慣れてくると大人のいやらしい妨害と曖昧な記憶力と泥試合っぽくなることもありますが、それはそれで高度にゲームシステムを理解して動いている気持ちになり楽しい瞬間です。

子供から大人まで楽しめるゲームだと思いますが、大人が本気で妨害すると子供は辛いかもしれません。