お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

スコットランドヤード/Scotland Yard

ボードゲーム名作シリーズとしてスコットランドヤードを紹介します。

スコットランドヤード」は1983年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞したボードゲームです。ロンドンを舞台に、怪盗ミスターXを刑事が追います。昔からのゲーマーに聞くと、日本でも一時代を築いたといいます。今でも一般のおもちゃ屋さんで見かけます。

プレイヤーの1人が怪盗のミスターXとなりロンドンの街を逃げ回ります。他のプレイヤーは刑事です。全員で協力してその居場所を予想し、その場所に行けば刑事プレイヤー達の勝ち。一定回数逃げ切ればミスターXプレイヤーの勝ちです。

ミスターXの移動は普段その交通手段しかわかりません。同時に、ゲーム盤の各通りには移動可能な交通手段が設定されて見える形で印刷されています。この情報だけでもそれなりに位置を絞り込む事ができるのです。そして、一定タイミングで数回位置が公開となります。公開のタイミングでいい位置に刑事がいれば、理詰めの移動で逮捕できます。

2つのチームに分かれるの意外と面白く盛り上がります。刑事のチームはわいわいと楽しいし、ミスターX役は1人で知恵を絞るさまが頭脳派に見えます。

東京版もあり何度もプレイしましたが、このオリジナル版であるロンドンマップの方が面白みが大きいように思えます。不思議と多人数の刑事で「この方面に追い詰めたぞ」と思わせる作りになっているんですね。

プレイの際はA5サイズのコピー用紙を忘れずに。

ちなみに、所有品の上記写真スコットランドヤードは箱に「Made in West Germany」(西ドイツ製)と書いてあるちょっと古い版です。