お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

オデッセイ・ポセイドンの怒り/ODYSSEY la Ira de Poseidon

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レオ・コロヴィーニによるデザインのボードゲームです。協力ゲーム。ゲーム仲間がスペイン語版の珍しいゲームを輸入しました。「オデッセイ・ポセイドンの怒り」はその人による仮訳です。

協力ゲームとは書きましたが、パンデミック型の全員でシステムと戦う方式ではなく、プレイヤー1人対残りの全員のチームが争う、いわばスコットランドヤード方式です。今回はポセイドン役1人に他プレイヤー4人の計5人でプレイ。

(ポセイドン担当でない)プレイヤー達は盤面中央にある「聖なる島」を目指して各人担当の船を動かします。それが勝利条件です。ポセイドン担当はプレイヤーの内誰かが聖なる島に到達したら敗北です。

そして、ポセイドンが嵐を起こし船を動かしてしまいます。しかし、それでどちら方向に船が動いたのかが、プレイヤー(船乗り?)にはわかりません。1歩動くと、(ゲームマスターでもあるポセイドン担当から)「~が見える」と盤面の情報を言われます。それをヒントにプレイヤー達は船の進む方向を決めます。「もう2回動かされたら、どこにいるのかわからないのでは」と恐れおののきます。ところが、これが理詰めで意外とぎりぎりわかるのです。

「陸伝いに進めというのが昔の教え」とつぶやきながら、船を進めます。毎回「島が2つ見えます」などの情報がもらえるからです。

今回は(ポセイドン担当ではない)プレイヤー達の勝利。マップが1番簡単そうなものだったからかもしれません。

高度な「潜水艦ゲーム」かと思います。衝立を挟んで、相手の見えない潜水艦を攻撃するあれです。

いくつかゲーム中の面白発言。

コロヴィーニ的な、論理的なプレイを求められるかなりの良作です。キャプテンソナーをターン制にしたものなど求めていた人にはいいかもしれません。

新型コロナウイルスCOVID-19の流行でボードゲーム会を中止して」にあるように、過去のプレイ記録蓄積からお送りしました。

ohigedokoro.hatenablog.jp

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