お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ドメモ/Domemo

ボードゲーム名作シリーズとして、ドメモを紹介します。繰り返しプレイしたゲームです。

ドメモは故アレックス・ランドルフによるデザインのボードゲームです。数字が入ったタイルを使ったゲームです。

最初、各プレイヤーにタイルを配ります。自身には裏面を向けて立てて置き、数字は見てはいけません。他の人は見ることができます。手番が来たら、自身の手札(タイル)にありそうな数字を1つ宣言します。他のプレイヤーが判定します。その札があるならば、手札からわきにどけてくれます。そうして、先に手札をなくした人の勝ちです。

それだけですと運だけのゲームに思えますが、タイルの枚数に工夫があります。1は1枚、2は2枚といった具体になっており、最大7が7枚あります。

他の人のタイルの数字は見えますので、それが宣言の根拠となります。7の枚数は多いですからそれから言えば良さそうですが、他の人があまりに沢山抱えていたら躊躇することとなります。そこで初手で「6」と宣言すれば、他プレイヤーにはそれがヒントとなります。いわゆるウィドウ(最初に裏向きのまま抜くタイル)があるのも予想を難しくします。

上手くいったときの爽快感、数字を数え上げるという簡単なことを根拠に難しい推理をする満足感、泥沼にはまったかのように間違え続ける絶望感も含めて面白い。短時間ゲームなので繰り返し遊びたくなります。

極めて高評価のボードゲームです。