泣き虫マウマウはレオ・コロヴィーニによるデザインのボードゲーム(カードゲーム)です。2019年作品。編集者は「フェイスカード」と同じ人という話。
※2023年8月11日追記:2月よりメビウスゲームズが「ホイルドッホ」の邦題で輸入しています。 ホイルドッホ: メビウスおやじ http://mobiusoyaji.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-f24b37.html
各プレイヤーには手札と自身専用のカードを出す場所があります。出したカードの1番上のカードと色か数字が同じカードを手札から出してゆきます。カードに書かれた数字がゲーム終了時に得点となります。カードを出すことができない場合にも、他プレイヤーの場札の1番上に対して同じことができます。また、裏向きにカードを出すこともできます。裏向きカードは得点を下げます。裏向きに出したカードの合計枚数と同じ数字の(自身の)カード得点が無効となります。
なんと、紙のハンカチが付属しています。泣きたい人向けとか。ゲームプレイには使いません。確かにどうしようもなくて泣きたくなる展開が多くありました。
今回3人でプレイ。
裏向きにカードを出すのはとても失うものが大きいため避けてプレイします。それでも他プレイヤーを大きく利する事は避けたいので、どうしても何枚も出してしまいます。結果、高得点カードからの得点を失うことに。このジレンマが楽しい。相場感がわかるともっと面白そうです。
ニムトのような論理パーティーゲームでしょうか。究極的には運の要素が多くありますが、良い手を考えないと勝つ事はできなさそうです。さらに、記憶力が良くてきちんとカウンティングできればさらに勝利が近づきます。
ウノの発展のようにも解釈できます。カードを出す場が全プレイヤー共有ではなく個別とすることで新しいゲーム性を作り出したのです。カードを出すことができないときに、ペナルティのコントロールができるのです。
良作カードゲームです。
このブログの関連記事
リンク
- Heul doch! Mau Mau | Board Game | BoardGameGeek https://boardgamegeek.com/boardgame/270233/heul-doch-mau-mau