お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ねことねずみの大レース/Viva Topo!

「ねことねずみの大レース」は優れた子供向けボードゲームです。大人でも楽しめますし、大人と子供が一緒に楽しむこともできます。

ゲーム盤でねずみの一家を操りチーズをたくさん手に入れようと競争します。家の近くの友達の家には少量のチーズがあり、遠くの友達の家にはたくさんのチーズがあります。さらに遠くの「チーズの楽園」にはもっとたくさんのチーズがあります。ただし、辺りにはねずみを捕まえる猫がいて注意が必要です。

毎手番にダイスを振ります。出た目の数だけ自色のねずみを進めます。その際、4匹いる自色のねずみの内1匹を選んで進めます。ダイスで猫の目が出たら猫が進みます。ねずみが猫に追いつかれると捕まってしまい、ねずみは盤外です。それまでに、猫は入る事ができない友達の家やチーズの楽園へ辿り着けばチーズを獲得です。最終的には獲得したチーズの数をプレイヤー間で競い合います。

写真でもわかる通り、パッと華やかな色合いがいいですね。テーマ・設定の再現性がしっかりしています。つまり、猫から逃げ回りながらできるだけ遠くまで進んでチーズをたくさん獲得しようとするところです。4つあるねずみコマのどれを進めるかのマネジメントもおもしろい。ある程度の割り切りも必要です。きちんと判断を求められるのです。

同時に子供向けでもあり、サイコロを振ってしまえばあとは4択です。ダイスをふる瞬間はとても盛り上がります。ダイスは猫の気ままさも再現しているように思えます。ゲーマー視点ではダイス目の影響が大きすぎるようにも思えますが、子供向けボードゲームですから要素を増やすよりもこれがいいと思います。

「虹色のへび」や「にわとりのしっぽ」よりも高年齢向けのゲームだと思います。