お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

アルハンブラダイス/Alhambra The Dice Game (基本ゲーム)

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アルハンブラダイスは、ドイツ年間ゲーム大賞受賞ボードゲームアルハンブラ」のダイスゲーム版です。2つのゲームルールが付属しています。1つは「基本ゲーム」で単体で遊ぶことができるもの。もう1つはアルハンブラと混ぜて遊ぶ拡張セットとなっています。

2007年にアルハンブラダイスの基本ゲームで遊んで(→「ダイスゲームコミュニティ ゴールデンウィークゲーム会」)以来約14年、とても印象に残っていたので最近中古で購入し(→「最近買ったボードゲーム2021年1月」)、早速プレイしました。

ゲームには6種類の建物が登場します。そして、6面ダイスの各面にその建物が印刷してあります。手番にはそれを8個振ります。2回まで振り直し可能です。うまいこと欲しい目(建物)がたくさん揃うと、その種類の建物の建築につながります。建物の数は勝利点へとつながります。

今回2人で基本ゲームをプレイ。

アルハンブラダイスの2人プレイには、アルハンブラ本編同様にダミープレイヤーのルールがあります。3人目の仮想プレイヤーが登場するのです。本編ではDirk(ディルク?)という作者の名前がついていたので、今回もディルクと呼びました。

ディルクは極めて絶妙な存在です。ダミープレイヤールールに沿って動くだけなのに、それを意識して手を考えざるをえないレベルの強さで絶妙に勝負に参加します。確実にゲームを面白くしています。そして、判断の要素はないのでサクサクゲームは進みます(人間が「考える」とは何なのか考えさせられます)。2人用はおすすめです。

ダイスゲームの常ですが、ダイスをジャラジャラとたくさん振るのは楽しい。プリミティブな喜びがあります。ただし、アルハンブラダイスはそこよりも戦略に重点を置いていると感じます。作り込まれ、調整されたゲームです。

どこの建物で勝つかは重要ですが、1か所での勝ちすぎも全体での勝利を遠ざけます。そして、建物は6種類あるのに2人プレイ・3人プレイでは各人5つの建物での勝負にしか参加できません。勝負はダイス運だけではないのです。

ゲーム盤のデザインはプレイアビリティ優先で非常に遊びやすく、ルール理解もしやすくなっています。

ダイスが基盤なだけに、運の要素は少なくありません。しかし、前半は確率を考慮しながら出目に沿って判断し、後半は点数を見ながら「緑色の建物に食い込むよう目を出すしかない」といった風に勝負に出るなど、戦略と変化があります。このゲームの面白いところです。

2人でプレイに約1時間30分かかりました。人数が増えるともっと長くなると思います。ダイスゲームとしては長い分類だと思います。

じっくりとダイスゲームを楽しみたい場合におすすめです。