お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

冷たい料理の熱い戦い/Die Heisse Schlacht am Kalten Buffet

「冷たい料理の熱い戦い」は、大御所の故アレックス・ランドルフによるデザインのボードゲームです。1974年作品。僕がボードゲームを熱心に始めた2007年頃には、手に入れにくい伝説的な名作として扱われていたように思います。今も手に入れやすい「ウミガメの島」はこのリメイクだそうです。

ダイスを振って円状のマス上の自コマを進めます。1周すると得点のタイルを受け取ることができます。

ダイスは振り足すことができて、最大計3個まで振ることができます。そして進むマス数は、目の合計かける振った回数。21マス(最大目の6かけるダイス3個)進むと1周です。しかし、目の合計が8以上になるといわゆるバーストで、コマは開始マスへ戻ります。

進んだ先に他プレイヤーのコマがある場合には、その上にコマが乗ります。そうすると有利で、下のコマが進むと一緒に進みます。さらに、ダイスを振り足しするかの判断は一番上のコマのプレイヤーが行います。

今回6人でプレイ。

毎回ダイスを振るのが楽しい。そもそもダイスを次々振るのはプリミティブな喜びがあるものですが、それにしても楽しい。欲を煽られます。そして、他人のコマの上に乗ってダイスを振り足す判断を奪う瞬間は盛り上がります。

運の要素が大きなゲームではありますが、適当な判断を繰り返しては勝つ事はできません。得点タイルの点数がそれぞれ異なるなど、判断に影響を与えるアイデアが色々と盛り込まれています。

クラシックな、でも古びることがない名作ボードゲームです。