お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

個人サイトお髭処20周年

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本日2020年2月25日でお髭処http://www.ohigedokoro.xyz/)は20周年を迎えました。全ての読者に感謝します。

そもそも、個人サイトを作ったきっかけは、1998年に大学に入ってインターネット接続ができるようになり見ることができるようになったYahoo!ディレクトリに載っていたサイトの存在にあります。具体的にはHAL99さんの The Game Gallery と、結城浩先生のサイトです。個人でも本のように充実したサイトや、思いを表現する場所を持つことができるのだと驚いたのでした。ありがたいことです。

当初は読むだけでしたが、2000年2月25日にこのサイト(実は名前は違かった)を作りました。個人サイトブームとでも言いますか、当時インターネットに繋げたら情報を受信するだけでなく発信する方が格好いいという雰囲気がありまして、実際僕もそう思ったから作ったというのもあります。

ゲームやパソコンのことを書いたり、自作のソフトウェアを公開したりなどしたのですが、結局日記と掲示板での交流サイトに落ち着きました。今振り返れば、日記の中でも Magic the Gathering のトーナメント(大会)参加日記には力を入れていたと思います。

2000年2月は大学2年生でした。当時はブログもTwitterもありませんでした。2ちゃんねるは既にあったようですが、そんなに人気ではなかったように思います。ボードゲームTRPGTCGの日本語サイトも、急に増えてきた時期とはいえ今と比べればずっと少なかったと思います。とにかくウェブに日本語の情報はあまりありませんでした。

それに、SNSもありませんでしたから、自分の顔となるウェブページを作るにも、情報を発信するにも、今でいう個人サイトを作るしかありませんでした。

個人にはCMSは遠い存在でした。エディタでHTMLを打ち、FTPでサーバーにアップロードしました。アフィリエイトという概念はなく、Google Adsense は存在しません。Googleは起業したばかりでまだ広告事業を行なっていなかったのではないでしょうか。多分、収益になる事業はファイルサーバー内検索サーバーの販売くらいだったと思います。何しろ、検索サービスの各国語版翻訳はファンによるボランティアだったと記憶しています。とにかく、個人がサイトを作っても収益とすることはできず、お金を払うことはあっても収入が入ることはありませんでした。趣味か自己アピールの世界でした。

システム面でいうと、個人サイトは GeoCities が主流の中、COOL ONLINE という後発のサービスでお髭処は始まりました。その後、COOL ONLINE は infoseek に買収され、その infoseek も楽天に買収されました。その頃、お髭処は Magic the GatheringTRPG友達のたまり場となり、掲示板での交流・情報交換、僕の日記の公開場所となったのでした。現在、その役割はブログとTwitterfacebookに移ったと言っていいでしょう。そして、近年同サービスは終了しました。それに伴い、"http://chiba.cool.ne.jp/token/" の URL もなくなりました。大学生の頃から始まる恥ずかしい日記もなくなりました。既に、このブログがコンテンツの中心とはなっていましたが、僕のコンテンツ・各種情報のインデックス情報がなくなってしまいました。

そこで、ドメインを取得して新しい「お髭処」を立ち上げました。僕のコンテンツや各種サービスの僕のページへのリンク集となったのはこのときです。

AWSAmazon S3 システムで動いています。スタティックなファイルがあるだけです。ちなみに維持費は月々60円くらい。人気が出ると金額は上昇します。他にドメイン名の維持に年間12ドル(今日は1ドル111円)です。ドメイン名の維持やDNSAmazonです。

この、個人サイトのお髭処に各種サービスでのコンテンツへのインデックス情報を置き、ブログやSNS等に主要なコンテンツやコミュニケーション手段を紹介するのが一つの完成形と考え、継続してゆきます。名刺みたいなものです。

思えばよく20年もやめなかったものです。でも、就職と病気は大きな「危機」で大きく活動が停止したものでした。ブログがコンテンツの中心になってからのアクセス数増と認知の拡大はボードゲームコンテンツをきっかけとするものです。他所のボードゲームコンテンツ増加の影響か、一時ほどのアクセス数はなくなりましたが。

今後ともよろしくお願いします。

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