花見小路は日本の同人ゲームから始まった2人用カードゲームです。記憶によれば、同人ゲームとして発表後、台湾のメーカーから発売されて、その後ドイツでも超大手であるコスモス社から発売されました。BoardGameGeekを見るとさらに多くの国でも各国語版が発売されているようです。
花見小路は同人ゲームからほとんど内容を変えずに出版されたと聞きますが、その洗練度合いに驚きます。「ラブレター」に代表される日本ゲームの「ミニマリズム」です。つまり、コンポーネント・用具は少数小種類で、ルールも短いものです。それでいてプレイ感は重く苦しい。とてもいいですね。
花見小路のキモはいわゆるケーキの切り分けです。つまり、ケーキを平等に分けるには、切った人が最後に選べばいいという仕組みです。「もっとホイップを!」や、「マンモス」、「サンマルコ」に代表されるシステムです。そのケーキの切り分けと「バトルライン」、「ローマ七丘」的旗取りが合わさっています。
花見小路では短いラウンドを決着がつくまで繰り返し行います。取り合う芸者さん(バトルラインで言う旗)のその時点での結果はそのままです。それが、「アメン・ラー」でのピラミッドのように機能します。つまり、同じルールで同じカードセットを使ってゲームを繰り返すにも関わらず、ラウンドごとに盤面が異なるために戦略が変わってくるのです。この辺りもすごく面白い。
また、カード枚数が極少数のこともありカウンティングが重要になります。
一回一回の選択が重く、手番側回ってくるのが辛くなる苦しさがあります。でも、そこが面白い。そして繰り返し遊びたくなる。多くの人に経験してほしいゲームです。
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リンク
- Hanamikoji | Board Game | BoardGameGeek https://boardgamegeek.com/boardgame/158600/hanamikoji
- 花見小路の変更点について – K'nnon的日常日記 https://troep.sakura.ne.jp/Diary/2016/04/27/1016
- 花見小路 – Hanamikoji | COLON ARC | 『ゲームマーケット』公式サイト | 国内最大規模のアナログゲーム・ テーブルゲーム・ボードゲーム イベント http://gamemarket.jp/game/%e8%8a%b1%e8%a6%8b%e5%b0%8f%e8%b7%af-hanamikoji/