お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

スクエアオンセール/Square on Sale

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ドイツで2005年に賞を取ったボードゲームが商業出版作品として再販。日本の沢田大樹さんによるデザイン。この時期にボードゲームを日本からドイツで発表した人は他にいるのでしょうか。しかも賞まで取ってしまうとは。詳しくは下記のリンク先にありますが、本ブログの2012年の記事「立川の B2FGames へ初めて行ってみた - 中央線ボードゲームの旅」でブログには書きにくいという事で書いていない会話の一部は、このスクエアオンセールの話なのでした。そういうわけで、先日のゲームマーケット(「ゲームマーケット2019春(東京)へ行ってきた」、「ゲームマーケット2019春(東京)購入品編(戦利品)」)でスクエアオンセールが発売されると聞いたときには、すぐに買うと決めました。

運の要素がない完全情報公開型の多人数アブストラクトゲーム。碁盤の目状のゲーム盤があります。プレイヤー達はビルを建設します。タイルを積み重ねてビルにします。ゲーム終了時にビルの高さが点数になりますが、最終的にビルの1番上に自身の色のタイルを置いたプレイヤーだけに点数が入ります。そして、ビルにタイルを置くのお金による入札です。後からタイルを上乗せする事もできます。さらに、タイルを置くと、オセロの要領で置いた色と同色のタイルで挟んだマス(縦横斜め)のタイルの上にはその両端と同じ色のタイルを追加で置きます。そうすると、中央付近のマスにタイルを置き始める動機がなくなるように思えるかもしれません。しかし、そこには得点となる宝石がだんだんと置かれていくのです。ビルを建てるとその宝石をもらうことができます。

今回3人でプレイ。

要素が多いアブストラクトゲームです。宝石や建築のように時間差で効果があるものもあります。一度タイルが置かれた(ビルが建った)マスにさらにビッドできる仕組みも選択肢を多くします。

序盤・中盤・終盤で異なる展開を見せます。

序盤はちょっと掴みどころがありません。やはり外周を狙うべきか。プレイ前にタイルなり宝石なり盤面にあると初プレイでも指針になると思いました(プレイ時間短縮の意味でも)。

中盤は駆け引きの熱いところ。僕のお金が戻ってきやすい盤面中央付近をガンガン取りに行く戦略は失敗に終わります。

終盤は高いビルの取り合いとなります。

難しすぎる多人数アブストラクトゲームかもしれません。でも、多人数でここまで難しいと、逆にそれがランダム要素に見えてくるというか、気軽になるとも言えます。とても難しいので、2回目からが本番だねなどと話しました。

リンク

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