お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ツタンカーメン/Tutankhamun

ツタンカーメンは、ライナー・クニツィアによるデザインのボードゲームです。1993年作品ですが、今年2022年に日本語版が登場しました。1993年の「クラシックルール」と新しい「モダンルール」が掲載されています。

プレイヤーは現代の考古学者となり、ナイル川に眠る遺物「秘宝タイル」を誰よりも多く集めましょう。

自分の手番に行うことはとても簡単、欲しいと思った「秘宝タイル」の上に自分のコマを載せ、そのタイルを回収することができます。どこまででもコマを進めることは出来ますが、戻ることは出来ないので、計画的に行動せねばなりません!

本作は、1993年発売当時のクラシックルール”と、デザイナーおすすめのモダンルール”の2つのルールを収録。ルールの基礎は変わらず、変更点はすぐに覚えられるほど簡単ですが、不思議とプレイ感がガラリと変わります。どのような変化を味わえるのか、ぜひ実際に遊んで体験してみてください!

http://www.groupsne.co.jp/products/bg/tutankhamun/index.html

今回5人でクラシックルールをプレイ。

初期配置とプレイ順以外は運の要素がないアブストラクトゲームです。そして、展開は他のプレイヤーと協力関係になったりと、いわゆるマルチゲームです。

集める秘宝タイルには総枚数が明記されていますが、その枚数ごとに戦略が異なるように思えます。最後は詰将棋のようにガチガチの思考ゲームに。

8歳以上向けとありますが、人間同士の協力と敵対とが入り混じる大人向けのいやらしいゲームです。また遊びたいと思わせる、面白いボードゲームでした。