お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

アズール:シントラのステンドグラス/AZUL Stained Glass of Sintra

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昨年高評価を得たボードゲームの続編。前作の出来はちょっと奇跡的でした。このブログには珍しい新作です。

まずはコンポーネント・用具の豪華さに目がいきます。たくさん売れると見込んでいるのでしょうね。ガラスに見立てた透明の大きなコンポーネントを握ると豊かな気持ちになります。

基幹となるタイル(ステンドグラス)の分配システムは前作アズールと共通で、それを並べて得点にするシステムが異なります。正統派の続編といった印象です。

前作とやっていることは異なるのですが、感動のポイントが似ているとは思いました。つまり、アズールの記事に書いた次の点です。

それぞれのプレイヤーがゲーム盤を持ち、そこに色別のタイルを並べて得点を競います。

つまり、きちんと望むところにタイルを置かないと、全然得点が伸びません。

そこでは、枚数を効率よく取得することも考えなくてはいけません。自分で効率よく取ろうと頑張ったのに、よく見たら次の人が大喜びということも…。その辺りを全て押さえるのはとても難しい! つまり、上達の余地と考えることの余地がたくさんあります。
自分自身のパズル的・効率追求的思考と、他のプレイヤーがどのタイルを欲しがっているのかを考えるインタラクションの多さが同居するデザインが素晴らしい。

しかもこれ、運の要素がないアブストラクトゲーム的な要素があります。各ラウンドの初めにタイルを取る丸ボード(?)に配置をするのはランダムですが、そのラウンド中には運の要素がありません。

タイルの美しさも魅力。美しい文様のある、厚みのあるタイルを使用します。厚紙のタイルでも同じゲームを作ることはできたでしょうが、その場合プレイ感はだいぶ違うものになったのではないでしょうか。

http://d.hatena.ne.jp/higedice/20180308/1520517561

ネガティブなことではなく、続編とはそういうものであり、いいのではないでしょうか。

手元にタイルを並べるのに、「職人」コマの位置が関わってくるのは面白いところ。それでいて、その職人コマの位置もプレイヤーは制御できるのです。複雑なルールや特殊効果はありませんが、考えなしにはプレイできません。

なお、我々の卓(3人)はプレイ時間1時間で終了したのですが、同じ日に遊んだ別の卓(3人、2019-01-13 アズール・ステンドグラス - knsrの日記(ほぼボードゲームhttps://knsr.hateblo.jp/entry/2019/01/19/163033)は1時間半以上かかっていました。どうも、タイルを並べるボード上方に裏面の色情報が載っていることに気づき、考えることが増えてすぎてとても思考力と時間を求められるゲームとなっていたようです。そうするとこの評価も改めないといけないかもしれません。

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アズール:シントラのステンドグラス 日本語版

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