大御所、故アレックス・ランドルフによるデザインのカードゲーム。
タイトルの通りジレンマを体現するかのようなゲームデザインです。「囚人のジレンマ」という言葉を思い出します。
トレイに数字が印刷されたカードを投げ込みます。投げ込んだ二人が勝負(プレイヤーは基本的に3人以上)。獲得すれば数字が点数です。
「戦闘」と「和平」面があるマーカーでどちらかを密かに選び、同時に公開します。
- 和平と和平だった場合は、出したカードを二人の間で交換します。
- 和平と戦闘だった場合は、戦闘を出したプレイヤーがカードを2枚とも獲得します。
- 戦闘と戦闘だった場合は、どちらもカードを獲得できません。
和平を選べば二人ともそれなりに点数になるのに、戦闘を選びたくなる誘惑。しかし、お互いが欲を出すと双方が損をしてしまう仕組み。まさにジレンマ。シンプルなルールがゲーム全体のシステムを定義するデザイン。どれも魅力的です。しかし、プレイすると不思議なことにさほど面白くない。こんなにも面白そうなのに。もっと数字の大小の組み合わせごとに戦略を組み立てて遊んでみるべきかもしれません。もっと議論したくなるゲーム。
リンク
- ジレンマ play:game http://www.gamers-jp.com/playgame/db_gamea.php?game_id=1288
- Dilemma | Board Game | BoardGameGeek https://www.boardgamegeek.com/boardgame/496/dilemma