パックスの舞台は古代ローマ。スパルタクスの反乱をモチーフ・テーマとしています。プレイヤーは全員反乱者となって、ローマにと争います。
ローマはNPC的に存在していて、プレイヤーと競争します。ローマがある条件を満たした場合は、ローマ軍の勝ちとなり「最高の陰謀家」カードを持っているプレイヤーの勝利となります。ローマが条件を満たさない場合、反乱軍(つまりプレイヤー達)側の勝ちとなり、プレイヤーで一番得点の多い人の勝利です。
各プレイヤーは場札を整えることで自陣営の勢力の力を拡大します。セットコレクションです。
カードは一旦各軍団(共有の場札置き場)に配分され、各プレイヤーはそこからお金で買います。ここに特徴があって、カードは軍団1つに配分されたものを全て一度に購入しなければならないのです。カードが多くある軍団の分はローマに行ってしまうルールもあります。ローマに行ってしまうと、当然多くのプレイヤーにとって勝利が遠のきます。各軍団に配分するのはプレイヤーです。容易には他の人に手に入らないように、同時にローマの手には渡らないようにカードを各軍団に配分するところにジレンマがあって面白い! 複雑なコロレットだと思いました。
今回のプレイでは、ローマがとても強く、「最高の陰謀家」を持っていたプレイヤーの勝利。これは、ローマが強いことを前提に、最高の陰謀家カードを持ったプレイヤー1人対持っていないプレイヤー全員という図式を意識しながらプレイすべきだったと思います。ぜひまたプレイしたくなりました。
ルールを読むのが難しいのですが、実際にプレイしてみると流れは単純です。プレイ時間も1時間とかからない短時間ゲームです。
秀作だと思います。6年以上積んでいたのはもったいなかったな。
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リンク
- PAX - Bernd Eisenstein - Ludografic http://irongames.de/pax_e.php
- PAX | Board Game | BoardGameGeek https://boardgamegeek.com/boardgame/101020/pax
- パックス play:game http://www.gamers-jp.com/playgame/db_gamea.php?game_id=5385
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/04/13
- メディア: DVD
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)
- 作者:塩野 七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/06/01
- メディア: 文庫