お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

パックス/PAX

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パックスの舞台は古代ローマスパルタクスの反乱をモチーフ・テーマとしています。プレイヤーは全員反乱者となって、ローマにと争います。

ローマはNPC的に存在していて、プレイヤーと競争します。ローマがある条件を満たした場合は、ローマ軍の勝ちとなり「最高の陰謀家」カードを持っているプレイヤーの勝利となります。ローマが条件を満たさない場合、反乱軍(つまりプレイヤー達)側の勝ちとなり、プレイヤーで一番得点の多い人の勝利です。

各プレイヤーは場札を整えることで自陣営の勢力の力を拡大します。セットコレクションです。

カードは一旦各軍団(共有の場札置き場)に配分され、各プレイヤーはそこからお金で買います。ここに特徴があって、カードは軍団1つに配分されたものを全て一度に購入しなければならないのです。カードが多くある軍団の分はローマに行ってしまうルールもあります。ローマに行ってしまうと、当然多くのプレイヤーにとって勝利が遠のきます。各軍団に配分するのはプレイヤーです。容易には他の人に手に入らないように、同時にローマの手には渡らないようにカードを各軍団に配分するところにジレンマがあって面白い! 複雑なコロレットだと思いました。

今回のプレイでは、ローマがとても強く、「最高の陰謀家」を持っていたプレイヤーの勝利。これは、ローマが強いことを前提に、最高の陰謀家カードを持ったプレイヤー1人対持っていないプレイヤー全員という図式を意識しながらプレイすべきだったと思います。ぜひまたプレイしたくなりました。

ルールを読むのが難しいのですが、実際にプレイしてみると流れは単純です。プレイ時間も1時間とかからない短時間ゲームです。

秀作だと思います。6年以上積んでいたのはもったいなかったな。

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スパルタカス (字幕版)

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  • 発売日: 2015/02/05
  • メディア: Prime Video
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)

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  • 作者:塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/06/01
  • メディア: 文庫