キューブはトーマス・レーマン(トム・レーマン)によるデザインのボードゲーム(ダイスゲーム)です。2014年作品。トム・レーマンといえば「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」が有名ですが、ここでは「王への請願」(2006年)に注目すべきでしょう。
今回4人でプレイ。
王への請願を発展させたゲームに感じます。
キューブはダイスゲームで、手持ちのダイスを増やしたり、特徴が異なるダイスに交換します。そして、それらを振って得点となるカードを取得していきます。手持ちのダイスをマネジメントするダイスマネジメントゲームです(ハンドマネジメント的な意味で)。それぞれのダイス目の組み合わせが良くできていて、調整と完成度の高さを感じます。
獲得を目指すカード群はそれぞれ取得条件が異なり、山札からランダムに、しかしある程度の強さ順に登場します。これを「予約」したり流したりすることができるのが面白いところ。どちらかというと、こちらの方がゲームの肝かも。
ダイスをじゃらじゃらとたくさん振るプリミティブな楽しさと、それをマネジメントする頭脳戦の面白さとが同居しています。
リンク
- Ciúb - Amigo Games https://www.amigo.games/product/ciub/
- Ciúb | Board Game | BoardGameGeek https://boardgamegeek.com/boardgame/162152/ciub
- Tom Lehmann - Tom's Gaming Page https://sites.google.com/site/ptlehmann/gaming
『キューブ(Ciúb)』の「目の変換」項、メビウス訳(ドイツ語ルール)の「このアクションの効果をそのダイス自身に用いた場合、数字の目のどれかにしなければなりません」は誤りで、英語ルールの「~新しい目を『ダイスを交換する』『振り直し』『目の変換』にすることはできません」が正しい。
— nemmy (@nemmy) 2024年12月10日
と、作者が BGG にコメントしていました https://t.co/66abXgO6S6 。なので「2対1」や「ドクロマーク」の目にすることは可能です。ドイツの出版社(Amigo)のゲームでもドイツ語ルールが常に正しいとは限らない事例として覚えておきます。
— nemmy (@nemmy) 2024年12月10日