お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

完熟バナナ島/Reif für die Insel

完熟バナナ島はライナー・クニツィアによるデザインの競(せり)ボードゲームです。Zoch(ツォッホ)社より2023年に発売されました。この組み合わせは珍しいですね。

バナナを競で手に入れて得点とします。特殊な効果を持つオウム、嵐、マイナスバナナも存在して展開を多彩にします。

今回3人でプレイ。

一見子供向けゲームでありながら、緻密なプレイが求められます。

組み合わせの妙があり、引き運が展開のバリエーションを生み出します。2回プレイしましたが、毎回異なる展開となりました。

競には数字の書かれた手札を使います。数字が大きい方が強力です。しかし、0以外のカードは使うと捨て札になります。0のカードだけは手札に戻ります。つまり、0のカードでは勝ちにくいけれど得な側面があるのです。ある種のハンドマネジメント(手札調整)で、この使い方が面白い。

不利な展開を避けるために、いらないバナナに大金を払って取る辛さもいいですね。

良質ドイツゲーム・ユーロゲーム的。高評価ボードゲームです。