お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ヘックメックカード/Heckmeck am Karteneck

ヘックメックカードはライナー・クニツィアによるデザインのボードゲーム(カードゲーム)です。元はダイスゲームでしたが、今回カードゲーム版が登場しました。比較的新作です。

2人から6人用ゲームですが、今回2人でプレイ。

ダイスゲームのヘックメックと同様、虫が刻印されたタイルを取り合います。タイルごとに虫の数は異なります。虫をたくさん集めた人の勝利です。

カードゲーム版では、手番のたびに手札から数値の書いたカードを自身の前に出してゆきます。合計の数値が大きい人ほど卓上にタイルを並べた「グリル」から有利なタイルを取ってゆきます。どこで「パス」するかのやめどきも重要です。次ラウンド時に手札があまり補充されないのです。

ダイスと異なり、数値が確定してタイルを獲得するよりも前に、他プレイヤーの数値と手札とを比べることができます。つまり、このラウンドは絶対にいい順位につけていいタイルを獲得することはできそうにないといった先を見通した判断ができます。パスすると補充できる手札の枚数が多いところもうまくできています。つまり、ハンドマネジメント(手札調整)が重要です。その辺りのプレイ感がダイスゲームとカードゲーム版とで異なり面白いところです。

2人でも面白かったですが、もっと多人数向けだと思います。ダイスゲーム版のヘックメック同様、人数が増えるとプレイ時間が長くなりそうなので、もしかしたら4人程度がいいのかもしれません。

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