お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

グレートレース/The Great Races

「グレートレース」は、故シド・サクソンが1974年に発表したボードゲーム(紙ペンゲーム、ダイスゲーム)です。古典的名作ボードゲーム(ダイスゲーム)「キャントストップ」(1980年)の基になったと言われています。今年2022年にそれらを融合して「マザーロード・ルート66」というボードゲームが作られました。

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11のレースがあります(全員共有の紙1枚に印刷されています)。それぞれに2から12の数字が割り振ってあります。各プレイヤーはダイスを振ってレースで自分自身の馬をゴールまで進めることを目指します。1位になると点が入ります。その時点である地点よりもゴール寄りに進んでいると先頭の馬のプレイヤーは2位の得点が入ります。

各手番ではダイスを4つ一緒に振ります。その結果を2つの組に分けます。それぞれダイスは2つづつです。組み合わせは自由です。それぞれのダイスの組の目を足し算します。例えば、目が「2」、「4」、「5」、「6」であれば、「2+5(=7)」と「4+6(=10)」に分けることができます。そして、それぞれの合計に対応するレースの自馬を1歩進めます。キャントストップとは異なり振り直し・振り足しはありません。

各コースの長さと得点はダイスの確率に合わせてあって、一律ではありません。

今回2人でプレイ。

一見、どのプレイヤーもダイスを振る回数がほとんど同じだし、ゲーム性が低いように思えます。しかし、グレートレースにはキャントストップとは異なるゲーム性があるのです。

ダイスを振る回数に差がないという事は、無駄な進め方をすると損失なのです。得点の見込みがないレースで馬を進めると勝利から遠のきます。ダイス運に翻弄されつつもできるだけゲームの手綱を握ろうとします。考えた方が勝利に近づきます。

2位を寄せ付けずにそのレースを終了させる、ぎりぎりの順位争い、将来のダイス目の確率を考えながら2位に食い込めるかを考える、終了したレースの目だけを振ってしまう。どの瞬間も楽しい。

今回、2人よりも3人の方が面白いのではないかと話しました。2位の得点があるルールが理由です。2位と3位との競争が発生する場面は2人プレイには無い面白さがありそうです。

グレートレースは十分に面白いですが、これにダイスの振り直し・振り足しルールを加えてゲーム性をギャンブル的に変更して「キャントストップ」を作ったシド・サクソンの力を感じます。

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