横濱紳商伝ロール&ライトは OKAZU brand によるインディーズ・ボードゲーム(紙ペンゲーム、ロール&ライト)です。
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多人数に進化しロール&ライト版となった3つ目の横濱紳商伝
紙ペンゲームといえば、大抵短時間ゲームでプレイ感も軽いという印象がありますが、横濱紳商伝ロール&ライトは3時間かかる重量級ゲーム・横濱紳商伝の続編なだけあって要素も情報量もボリュームたっぷりです。
ゲームプレイのたびに使用するカードや配列が異なり、毎回異なる多彩な条件で楽しむ事ができます。
各種資源を獲得したら紙に丸印をつけて、それを消費したらばつ印をつけます。建物や登場する技術も雰囲気抜群です。
今回1人でプレイ。ソロプレイ、ソロゲームです。
紙ペンゲームはあまり遊んだ事がないのですが、ダイスの扱いが独特に感じます。乱数として極端にならず、ある程度プレイヤーがコントロール可能となっています。
何をやっても勝利点につながる楽しさと同時に、序盤は指針がわからず戸惑いました。しかし、段々と獲得済みの要素との連携を考えて優先度がついてくるのでした。考える楽しさがあります。ラウンドごとに振られるダイスの目とめくられるカードの組み合わせをある程度想定しながら優先順位をつけます。
終盤に選択肢が狭まってくると、先の先まで高得点を目指す手を考えなければならず(乱数があるにもかかわらず見通しが立つ作り)、重いプレイ感となりました。パズル的要素があるのです。
ボードゲームでのソロプレイには熟練の差が得点に表れて上手くなると得点が高くなる面白さがあると思いますが、横濱紳商伝ロール&ライトにはそれがありそうです。
前述の通り、要素も多く、考えどころが多くあります。特に序盤は選択肢が多く、どうしたら良いものか非常に時間がかかりました。全12ラウンドのうち、最初のラウンドには30分かかりました。しかし、慣れてくるとどんどん短時間で進むようになり、数分で終わることもあるのでした。同時に終盤は長考も入りました。今回プレイ時間は2.5時間でした。慣れると1時間位でプレイできそうです。
多人数の場合はどうでしょうか。多人数プレイでは同時進行となる仕組みですが、ラウンドごとには皆で進行を合わせる必要があります。つまり、交代で誰かしらが長考するとプレイ時間がとても長くなる可能性があります。プレイ時間の長さを気にする場合は、3人くらいまでとするか、各ラウンドに時間制限を設けたほうが良いかもしれません。
得点は158点でした。結構頑張ったと思っています。
※ルールブック8ページの「6) 得点」にて「6ラウンドでは街地区での勝利点計算」とあるのは、「港地区」ではないかと思います。
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リンク
- 横濱紳商伝ロール&ライト/YOKOHAMA Roll&Write https://okazubrand.up.seesaa.net/page/yokohamarw.html
- Yokohama Roll & Write | Board Game | BoardGameGeek https://boardgamegeek.com/boardgame/335736/yokohama-roll-write
- 横浜開港の趣を楽しんで ボードゲームデザイナー林さん: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC13BNJ0T10C22A5000000/