お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

グミトリック/Gummi Trick

グミトリックは OKAZU brand によるボードゲーム(カードゲーム)です。トリックテイキングと呼ばれるジャンルのゲームです。昨日と一昨日に開催のゲームマーケットで登場した新作同人ゲームです。同人とはいえ、箱に販売用のバーコードを入れる程の大手です。15分程度の短時間ゲームです。

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今回は説明にトリックテイキング用語が説明なしで登場します。ご了承ください。

グミトリックはマストフォローのトリックテイキングゲームです。切り札(トランプ)はありません。カードには色と数字が印刷されています。リードプレイヤーの色をフォローできない場合は好きなカードを出すことができます。その後のプレイヤーはリードプレイヤーの色を最優先でフォローしなければなりませんが、2色目も2番目に優先でフォローしなければなりません。3色目は3番目に優先と続きます。そして、各色でトリックの勝者を決めます。1トリックの勝者が複数人発生します。

また、手札の他に各人の前に3枚の伏せ札があります。これも手札と同様にプレイすることができます。フォローの状況は無視することとなります。

各トリックでの勝者は、自身のカードを表向きで、同色の他者のカードを裏向きにして手元に置きます。ゲーム終了時、表向きのカードはそこに印刷された得点が入ります。裏向きのカードは1枚1点です。カードに印刷された得点は、数字が小さければ小さいほど(弱いほど)高くなっています。

今回5人でプレイ。

各トリックで色ごとに勝者が決まる仕組みと、伏せ札の存在がうまく噛み合っています。マストフォローで数字が小さなカードを出さざる得ない場合がありますが、勝ったときに高得点を得るために伏せ札で凌ぐのです。それでいて、それが3枚しかないために使うタイミングが難しい。考えどころです。自身でゲームをコントロールしている感覚があります。プレイ感がメイフォローに近いと感じる瞬間があります。

特殊効果があるカードは存在しないのに、新しいシステムのトリックテイキングゲームができあがったのは凄いことですね。何しろ、非常にたくさんのゲームが存在する大ジャンルです。

テクニカルさと運要素のバランスが良く、遊びやすいゲームです。それでいて、きちんとカウンティングと確率計算をしながらプレイするとかなり高度なゲームとなりそうです。

かなり好みのゲームです。

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