お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

パーラ/Pala (点描画法ルールで)

f:id:higedice:20201106213524j:plainf:id:higedice:20201106213521j:plainf:id:higedice:20201106213518j:plainf:id:higedice:20201106213515j:plain

パーラは2012年登場のトリックテイキングゲーム。「もっとホイップを!」や「賽は投げられた」と同作者によるデザインです。長年積んでいましたが、先日ヤフオクで19,800円の値をつけたのも背中を押してプレイしました。

2つのルールが同梱されています。基本部分は双方とも同じですが得点システムが全く異なり、プレイ感は全く異なりそうです。今回は「点描画法」ルールでプレイ。4人でした。

マストフォロー、切り札なしのトリックテイキングです。ただし、色(スーツ、スート)が多くあります。そして、その色を混ぜると他の色になります。手札から2枚出して混ざった結果の色でフォローすることができます(ミックス)。また、そのトリックの色(通常リードの色)に手札の1枚を混ぜて、その結果の色でフォローすることもできます(ぼかし)。

また、ビッドがあります。どの色のトリックを取るかをビッドします。複数色にビッドすることができます。複数色で勝つと飛躍的に点数が増えますが、ビッドした色全てのトリックを少なくとも1回ずつ取らないと0点です。面白いのが「0ビッド」で、1トリックも取らないことにビッドします。そうすると、他の人は強気にビッドすることができますし、プレイも変わってきます。

決して長くないルールですが、独自色が強くて理解が大変です。下記リンクの日本語プレイエイドがとても役立ちました。また、一度理解すれば難しいルールではありませんが、プレイは組み合わせが多くてとても難しいものでした。

高度に作り込まれたトリックテイキングゲームと思います。テクニカルなだけでなく面白い。

余談ですが、同時期に発売されたらしい同メーカーのカードゲームのカードが1枚入っていました。これがさらにルール理解を難しくしました。その分誰か欠品があったのかも。

追記:別ルールで遊んだ際の記事を書きました → パーラ/Pala (印象派ルールで)

リンク