お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ロボトリック/ROBOTrick

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ロボトリックは、ドミッチさんによるデザインのトランプゲームを The Game Gallery がパッケージ化したカードゲームです。3人専用トリックテイキングゲームとなります。トリックテイキングゲームはカードゲームの一大ジャンルです。

3人専用のトリックテイキングは珍しい存在です。大抵は4人かそれよりも数人多いプレイ人数です。「3人でトリテが遊べるのか」と喜ぶ人もいると思います。「AI」による自動プレイのダミープレイヤー(HAL2020)が存在します。

根幹の部分は、マストフォロー、切札あり、ビッド無しのトリックテイキングです。AIは悪役で、それが繰り出すロボット(カード)を各プレイヤーは確保しようとします(トリックを取ります)。確保すると得点となりますが、「格納庫」が3つしか無いため4つ目以降のロボット(カード)はマイナス点です。つまり、3トリックだけ取るのが理想的展開です。AIがトリックを取った場合は全プレイヤーが通常とは異なるルールでマイナス点となります。

最初、「これはマイナス点が大きくなるゲームだからできるだけトリックを取らないよう頑張るゲームなのでは」と考えました。しかし、必ずしもそうではありませんでした。数字の大きなカードは得点がかなり大きいのです。結果、とにかくAIの手札(公開情報)をじっと見てプレイします。どのカードの確保を狙うのかを事前によく考えるのです。

AIの動きはかなり面白いものです。AIに複数の種類がありますし、配られる手札の組み合わせは膨大です。「これは負けにくるAIだ」とか「手札が強い」などといった事が組み合わせで起こります。展開が多彩なのです。

AIがトリックを取った際の失点のルールも絶妙で、ゲームを単調にしません。

プレイしたメンバーにトリックテイキング好きが2人いたせいかシビアなプレイが求められる展開となりました。そのプレイに耐える面白いゲームです。

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