お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

アルケミスト/Alchemist

アルケミストは、錬金術でレシピに従い材料を変換して勝利点を得てゆくボードゲームです。2007年に発売となりましたが、後年にも再発売され、今年2023年に日本語版も登場しました。

今回4人でプレイ。

2007年以来16年ぶりのプレイ(→3月28日 第86回「水曜日の会」)です。当時東京は秋葉原で毎週開催だった「水曜日の会」にメビウス便で到着したばかりの新作でした。ゲーム会の主催は、その後テンデイズゲームズを開業するタナカマさん、インストはメビウスおやじという、後から考えると豪華な出来事でした。

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盤面には窯の絵が複数あります。そこに素材を変換するレシピを作ります。各プレイヤーはそれで変換を繰り返して勝利点を獲得してゆきます。

特徴的なのは、そのレシピとそれを使用した際に獲得する勝利点もプレイヤーが手番に作ってゆくところでしょう。不思議なプレイ感であり、相場を作る独特さもあります。そして、窯のレシピを作ったプレイヤー自身はその窯を使用できないルールもよく効いていてプレイ感が苦しい。上手く使ってもらえるルートを作ると勝利に近づきます。あまりに役立つ上に得点も高いレシピを作ってしまうと他のプレイヤーに有利すぎるというジレンマがあります。

プレイ感が独特でときどき取り出してプレイしたくなる魅力があります。