お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

カルカソンヌ:霧に浮かぶ亡霊/Carcassonne Nebel Über (Mists Over Carcassonne)

カルカソンヌ:霧に浮かぶ亡霊」は人気のカルカソンヌシリーズのボードゲームです。協力ゲームです。つまり、プレイヤー全員が協力して課題に対して取り組み、全員が勝利するか全員が敗北するかとなります。昨年2022年に登場し今年2023年に日本語版が登場した比較的新作です。カルカソンヌシリーズ初の協力ゲームだそうです。

カルカソンヌ」同様に正方形の厚紙タイルを碁盤の目状に並べます。その際、基本的に絵が矛盾なく繋がるように置きます。手番にタイルを1枚めくって場に並べ済みのタイル(郡)に繋がるように置き、希望する場合はそのタイルの都市や道に人型コマ(通称ミープル)を置きます。それらが「完成」すれば得点となります。ここまでは「カルカソンヌ」と同じです。

新しいのはタイルに印刷された「霧」です。霧を含むタイルが場に並ぶと、亡霊コマがストックからそのタイル上に登場します。この亡霊コマを登場させるべきときにストックの数が不足するとそのゲームは「敗北」です。また、ストックのタイルが無くても敗北です。それまでに指定の点数を獲得すれば「勝利」です。亡霊コマは点数獲得の際に、それを放棄するとある程度の数をストックへと戻すことができます。

ゲームはレベル1からレベル6までがあります。レベル1から開始します。レベルが高くなるにつれて追加ルールやタイル等があって複雑になるとともに、難易度が上昇します。

下記リンクの公式FAQは必須。

今回5人でプレイ。

まずはレベル1。結構難しいものの勝利。うまいことカルカソンヌが協力ゲームになっています。

次にレベル2。猛烈に難しい。3連敗。新登場の「墓地」が強力ですぐに敗北します。とにかくに難しい。根本的にルール解釈を間違えているのではという疑いもあり、そのときのメンバーで後日検証もしたのですが、根幹はあっていた模様。Board Game Geek にもレベル2に勝てない旨の投稿があり、世界には同じ状況の人たちがいるようです。

更なる研究が必要です。そうしたくなる魅力があります。