レオ・コロヴィーニによるデザインのボードゲーム。
沈みゆくアトランティスから、自分の色のコマを他の人よりも早く脱出させます。
移動路はタイルです。毎回並び順が変わり、展開も変わります。
手番には手札を一枚出し、コマを前方で最初の同じ絵柄タイルまで移動します。そして、コマ直前のタイルを受け取ります。これが大体得点となります。タイルは大体2枚積んで置いてあり、各場所につきタイルが全部なくなるとそこは海になります。海を渡るにはコストがかかります。何と各プレイヤーは橋を持っていて、ゲーム中に一人一回その橋を海に掛けることができます。橋をかけるとコスト無しで海を渡ることができます。
ルールの話ばかりしているなと思うかもしれません。つまり、そこを語りたくなるシステマチックなボードゲームなのです。
同作者による《カルタヘナ》の変形だと思います。つまり、よくできています。
コロヴィーニなのにプレイ感がポジティブです。
タイルの価値に幅があり、考えどころがあります。
勝ち筋が多く、戦略の幅が広いと感じます。
つまり、良作。シンプルなルールで短時間に戦略的なボードゲームを遊びたい向きにお勧めです。
余談ですが、レオ・コロヴィーニ橋が好き説が浮上しました。
このブログの関連記事
- 面白いボードゲーム2015年トップ10・1-3位 (ティトゥス・テンタクル/Titus Tentakel)
- ジンギスカン/Dschingis Khan - WGG 2015年4月例会 その2
- ババンク/Vabanque
- フリキー/Freaky
リンク
- Atlantis | Board Game | BoardGameGeek https://boardgamegeek.com/boardgame/55253/atlantis
- amazon:アトランティス