お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

アトランティス/Atlantis





レオ・コロヴィーニによるデザインのボードゲーム
沈みゆくアトランティスから、自分の色のコマを他の人よりも早く脱出させます。
移動路はタイルです。毎回並び順が変わり、展開も変わります。
手番には手札を一枚出し、コマを前方で最初の同じ絵柄タイルまで移動します。そして、コマ直前のタイルを受け取ります。これが大体得点となります。タイルは大体2枚積んで置いてあり、各場所につきタイルが全部なくなるとそこは海になります。海を渡るにはコストがかかります。何と各プレイヤーは橋を持っていて、ゲーム中に一人一回その橋を海に掛けることができます。橋をかけるとコスト無しで海を渡ることができます。
ルールの話ばかりしているなと思うかもしれません。つまり、そこを語りたくなるシステマチックなボードゲームなのです。
同作者による《カルタヘナ》の変形だと思います。つまり、よくできています。
コロヴィーニなのにプレイ感がポジティブです。
タイルの価値に幅があり、考えどころがあります。
勝ち筋が多く、戦略の幅が広いと感じます。
つまり、良作。シンプルなルールで短時間に戦略的なボードゲームを遊びたい向きにお勧めです。
余談ですが、レオ・コロヴィーニ橋が好き説が浮上しました。