お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

オーディオミキサーでゲーム機とボイスチャットの音を同時に聞く

最近、Nintendo SwitchPlayStation 4 で友人達とオンラインで一緒にゲームをプレイしながらDiscordやLINEでボイスチャットをする事があります。

その際、ゲーム機音声はテレビのスピーカーから出力、ボイスチャットはPCにイヤホンマイク(iPhoneに付属のEarPods、ヘッドセットと呼ぶほど立派なものではない)で出力していました。ボイスチャットにはスマートフォンタブレットではなくWindowsのPCやMacを使用しています。これは、ノイズキャンセルの機能が優れているためです。EarPodsは開放型で外の音が聞きやすいのでスイッチやPS4の音も聞き取る事ができます。

今回、これをゲーム機とボイスチャットの音声両方をイヤホンマイクから聞こえるようにしました。こちらの声の入力にはイヤホンマイクのマイクを使います。道具としてはゲーム用のオーディオミキサーを使用しました。

今回、まずはゲーム機に Nintendo Switch(後から思うと、有機ELモデル本体+無印スイッチ付属のドック使用)、PCに Surface Go 3(+Discordアプリ)、イヤホンマイクに EarPods (EarPods with 3.5 mm Headphone Plug)を使用しました。

オーディオミキサーはエレコム製のゲーミングミキサー(HSAD-GM30MBK)です。ドン.キホーテで1408円(10%消費税込)でした。ゲーム機とはUSBで接続します。後述のイヤホン端子(3.5mmミニプラグ)よりも高音質が望めますが、Nintendo Switch の場合は本体をドックに接続してTVモードするのが前提に思えます。本体だけで使用する場合はプレイ中に充電できません。

ゲーム機とオーディオミキサーとをイヤホン端子(3.5mmミニプラグ)で接続する機器も存在します。

接続は簡単です。ゲーム機の(普段は有線コントローラーなどを接続する)USBポートにオーディオミキサーを付属のUSBケーブルで接続します。これでオーディオミキサーがヘッドセットのフリをするイメージです。同様にPCのイヤホン兼マイク端子とオーディオミキサーとを付属のイヤホンケーブルで接続します(説明書の図ではスマートフォンを接続することになっている箇所へ)。そして、イヤホンマイクやヘッドセットをオーディオミキサーへケーブルで接続します。

あとは(オーディオ機器や耳を痛めないようオーディオミキサーで全体の音量を低めにしてから)各機器の電源を入れてPCのボイスチャットアプリを起動・操作すれば最小限の動作はします。

接続は簡単ですが、実質もうちょっと作業があります。音量の調整です。今回のオーディオミキサー(HSAD-GM30MBK)は入力別に音量を調整する事ができません。ですので、ゲーム機の音量とPC(やスマホ)の音量を上下させてしてバランスを調整する必要があります。そうしないと、ゲームの音はよく聞こえるけれどボイスチャットの音量が小さいとか、逆のことが起こります。

なお、PS4ではPS4の設定機能で音声の出力先をヘッドホンへ変更する必要がありました(認識はしているのにテレビのスピーカーから音声が出てしまう)。また、HSAD-GM30MBK公式サイトには「Apple社製EarPods(3.5mmプラグ)など一部のマイク付きイヤホンでは、音声が通話相手に聞こえないなど正常にご使用できない場合があります。(2021年12月現在)」とありますが問題なく機能しました。

実際動作させると音声は綺麗に聞こえて快適です。接続の面倒は増えますが。しかし安価でした。今後も使ってゆきたいですね。

不満点は、ゲーム機の電源を入れる際に「ブチッ」と結構大きなノイズが出ること(不快だし音響機器に悪影響がありそう)、ゲーム機の電源を切るとボイスチャット等PCからの音も聞こえなくなってしまうこと、ケーブルの本数が増えすぎること、ゲーム機本体のボタン(電源ボタンや音量ボタン)を押すのにイヤホンマイクとのケーブルが繋がったままでは移動が大変なことでしょうか。

追加の機器で無線化を進めることはできそうですし、実はボイスチャットをするのがスマホでなくPCならオーディオミキサーよりも単純な機器でできた気もします。