バビロニアはライナー・クニツィアによるデザインのボードゲームです。2019年作品。陣取りです。
今回3人でプレイ。
バビロニアのテーマ(モチーフ)からクニツィアの有名なゲーマー向けゲーム「チグリス・ユーフラテス」を連想させます。また、最近は短時間ゲームを作ることが多い印象のクニツィアによる1時間級ボードゲームなのでプレイしてみたくありました。
チグリス・ユーフラテスを挙げましたが、同席者からはクニツィアによる「サムライ」と「砂漠を越えて」の方が近いのではとの声が出ました。
4人までプレイ可能なボードゲームです。各プレイヤーは都市やジグラット(宗教施設)を取り囲むようにタイル(駒)を置きつつ、その際の多数派を目指します。そうすることで得点が入ります。おそらく、それで都市やジグラットでの影響力が高いとみなされるのでしょう。
タイルは自色(部族)が長く繋がっていると高得点につながります。また、誰かが各都市・ジグラットの決算(陸から取り囲む)を実施したり、その際のトップとなっても、2位以下にもなかなかの点数が入ります。でも、1位の方が確実に高い点数が入るので判断が難しいところです。その際に面白い仕組みが川(水上)にタイルを置く仕組みです。タイルを裏向きにして川マスに置きます。そうすると、そのタイルは自色タイルを連結するのには役立ちますが、裏向きのタイル自身は得点に繋がりません。
また、盤面に最初からある他の種類のタイルも得点に繋がります。特にそれらは取得時期により価値が大きく異なります。ルールが変わるのではなく、展開によって価値が変わってくるのはよくできたデザインだと思います。
そして、ビジュアルも素晴らしい。ジグラットの立体感やタイルのシンボリックなイラストも最高ですね。
正統派・王道的な良作だと思います。今回は3人でのプレイだったので、ぜひ4人でもプレイしてみたいですね。
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リンク
- バビロニア 完全日本語版 | ArclightGames Official https://arclightgames.jp/product/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2/
- Babylonia | Board Game | BoardGameGeek https://boardgamegeek.com/boardgame/266164/babylonia
- クニツィアの陣取りゲーム『バビロニア』日本語版、8月6日発売 – Table Games in the World https://tgiw.info/2020/07/babyloniaj.html
- nemmyさんはTwitterを使っています 「『バビロニア』日本語版ルールブックのジグラットカード7番、英語ルールにない「(農地タイルの効果、都市タイルの獲得による勝利点の獲得)」という記述があるのですが、Ludonova にメールで問い合わせたところ、農地タイルの効果は対象ではないとのことでした。 https://t.co/cT33V1ap9Z」 / Twitter https://twitter.com/nemmy/status/1476393889573797889
- nemmyさんはTwitterを使っています 「上記の Ludonova の回答: The effect of card #7 only applies to the cities scoring described in page 5 under "Score cities and ziggurats", which is when you surround them.」 / Twitter https://twitter.com/nemmy/status/1476393892602073092