「仁和寺と御室派のみほとけ−天平と真言密教の名宝− へ行ってきた」の続きです。
古代より交易路が張り巡らされ、人々と諸文明が行き交ったアラビア半島。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1886
本展では、その躍動的な歴史と文化を示すサウジアラビア王国の至宝を日本で初めて公開します。100万年以上前にさかのぼるアジア最初の石器、5000年前に砂漠に立てられた人形石柱、ヘレニズム時代やローマ時代に賑わった古代都市からの出土品、イスラームの聖地マッカ(メッカ)のカァバ神殿で17世紀に使われた扉、サウジアラビア初代国王の遺品(20世紀)など、400件以上の貴重な文化財をとおして、アラビア半島の知られざる歴史をお楽しみください。
午前中に「仁和寺と御室派のみほとけ−天平と真言密教の名宝−」展を観て、午後は「アラビアの道−サウジアラビア王国の至宝」。気前よく常設展の入場券を買えば観ることができます。さらに気前よく撮影可。どちらも東京国立博物館で開催中です。
妻はどちらかというと仁和寺と御室派のみほとけ展に行きたく、僕はアラビアの道に行きたかったので、1日で両方へ行くことにしたのでした。
古代からヘレニズム文化の影響、イスラム教後、オスマン帝国、近代まで展示があります。紀元前6000年には文明を感じさえるものがあるのには歴史を感じます。さすがシュメール・チグリス・ユーフラテスに近い! 展示は幅広く、器だけに注目しても、時代により変遷があるのがわかります。
魅力的なのは石に刻まれた文字文化で、実用以上の思い入れのようなものを感じます。芸術です。草花に彩られた文字を刻んだ墓跡など特に魅力的です。
スレイマン一世などと展示品に解説があるなど、名前だけで「パワーワード」です。
主催にサウジアラビア国家遺産観光庁が入っているだけあり、最後は約100年前のサジアラビア初代国王にまつわる品々の展示があります。衣服や刀などです。
古いものも新しいものも、貴重で大切にしているものを持ってきてもらっている気がします。
地理的に疎いので、展示の案内に地図が並ぶのはいいですね。
大満足の展覧会でした。
「東京国立博物館のお土産 王羲之の図録、金魚づくしマステ、そして」へ続く。
リンク
- 東京国立博物館 - 展示 表慶館 アラビアの道−サウジアラビア王国の至宝 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1886
- 私のお気に入りの1点(「アラビアの道ーサウジアラビア王国の至宝」より) 東京国立博物館 - 1089ブログ http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2018/02/05/%E3%81%8A%E6%B0%97%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%82%8A%E3%81%AE1%E7%82%B9%EF%BC%88%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%A2%E3%81%AE%E9%81%93%EF%BC%89/
- 開幕! 「アラビアの道−サウジアラビア王国の至宝」 東京国立博物館 - 1089ブログ http://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2018/01/23/%E3%80%8C%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%A2%E3%81%AE%E9%81%93%E3%80%8D%E9%96%8B%E5%B9%95%EF%BC%81/
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