お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

砂漠を越えて/Durch die Wueste





ライナー・クニツィアによるデザインのボードゲーム。1998年作品。
盤面の初期配置と座席順以外に運の要素はない、完全情報公開型多人数アブストラクトゲーム
自部族のキャラバンのラクダを増やして、池を獲得したり(早い者勝ち)、オアシスに隣接したり(隙間があれば何人でも)、砂漠の土地を囲い込んで得点を獲得します。ゲーム終了時に得点が一番高い人の勝ちです。
毎手番できることは、ラクダを2個置くことだけ。しかし、それだけで思惑入り乱れるゲームが展開されます。
囲碁がわかる人達によると、「多人数囲碁だね」とのこと。そういう意味では「レーベンヘルツ」が好きな人には合いそうなゲームです。
「ひげさん(私)、全員と戦うように初期配置するんだもん」と言われながらのプレイ。そう、僕は1対1のトレーディングカードゲーム育ちのため、二正面作戦と言わず、三正面、四正面と全方面に対して全力で戦ってしまう傾向があるのです。だって、この狭い盤面で4人ではどのコマも誰かしらと張り合うことになるし、1人とだけ張り合う方がおかしいでしょ、全員と戦いますよ、などと主張しますが確かに複数方面に同時に重要な局面が訪れます。苦しい。
ここはいつかは置きたいけれど、いつおいても同じなので後回しにして…などということの連続です。でも、同時に囲碁のように囲うよりも池、オアシス、各色最大のキャラバンの得点が大きくもあります。ジレンマです。
この手のアブストラクトゲームは、1手番1つアクションを行うものが多い気がしますが、このゲームは2つのラクダを置きます。後から失敗をフォローできる気がします。特徴的なところだと思います。
1時間で終わるボリュームもいいところ。
極めて高レベルなデザインのボードゲームだと思います。

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砂漠を越えて 日本語版

砂漠を越えて 日本語版