お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

コロレット/Coloretto

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名作シリーズ記事。

コロレットは、僕にとってのベストボードゲーム・カードゲームです。ここ10年程ちょくちょくとプレイしてきました。

ですが、気に入り過ぎてその気持ちを文章に書ききる事ができず、満足のいくブログ記事とできていませんでした。そんなふうに思っていたところに、The Game Gallery で「多人数ゲーム2人プレイベスト集」なる企画がありました。視聴者の推薦文と推薦ゲーム投稿を受け付けていたのです。その投稿のために短い文章を書きました。コロレットもその投稿も取り上げられる事はありませんでしたが、その面白さを言語化するきっかけとなったのでした。と、いう事でその没原稿を元に書き起こした記事となります。

カメレオンを集めるゲームです。たくさん集めれば集める程高得点ですが、得点となるのは3色までで、それを超えると減点です。

手番にできる事は2択。山札からカードをめくって場の列に追加して並べるか、既に並んでいる列の全カードを引き取るか。列数は人数分あります。各列にカードは3枚までしか並びません。これを山札が(ほぼ)なくなるまで繰り返します。ほとんどこれだけです。

わかりやすい少ない選択肢でジレンマや面白さがあります。ですので、プレイヤーのルール理解度が勝敗に影響する事はありませんが、選択のうまさは勝敗に大きく影響します。そして、考えるのが面白い。

獲得カードの枚数をより増やすために、3枚揃ってから確保するか、欲しい色のカードのためにいま取るべきか。でも、後から取ろうとすると、いじわるされて欲しくもない色を突っ込まれるぞと。

プレイ人数によって「+2」カードやジョーカーカードの価値が実質変わってくるのも発見があって面白いところ。

また、2人用特別ルールが用意されていて、この面白さが2人でもうまく表現されています。2人用にルールがアレンジされているけれど、それがうまく機能しています。

続編があります。また、ズーロレットのシリーズやアクアレットも続編と言えるでしょう。ズーロレットはドイツ年間ゲーム大賞を受賞しました。