お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ズーロレット/Zooloretto

ズーロレットはミヒャエル・シャハトによるデザインのボードゲームです。2007年ドイツ年間ゲーム大賞受賞作となります。カードゲームの「コロレット」を基にデザインしたのではないかと思います。

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今回、約14年ぶりにオンラインではありますがプレイする機会がありました(Board Game Arena にて)。久しぶりのプレイで非常に評価を高くしましました。今回5人でプレイしました。

ズーロレットは動物園経営ゲームです。各プレイヤーはそれぞれの動物園を表す個人ボードが手元にあります。トラックで運ばれてくる各種動物や売店、コインをうまく揃えて活用します。いわゆるセットコレクションで手元にそれらタイルを良い組み合わせで揃えて得点に結びつけて行きます。トラックでの各プレイヤー間の分配がコロレットの流れを汲むシステムとなっています。

以前プレイしたときは、この分配システムに目が行きすぎました。セットコレクション部分も良くできています。まず、コロレット同様に他プレイヤーが集める動物の種類をよく見て動物を確保するのが面白い。そして、動物のオスとメスのルールや、売店による得点ルールで人により各タイルの価値が異なる。コインによる特別なアクションは直接の効果だけでなく、コロレット的トラックでのタイル分配をある意味「パス」できる特徴もあり、価値があるものです。

動物と売店、コインの価値の重さの差も判断を難しくしてゲームを面白くします。

マイナス点の大きさも絶妙です。その部分もうまく巻き返すことができる仕組みがあります。そこには、他プレイヤーとのマルチプレイ的インタラクションがあります。

今回5人でプレイしましたが、待ち時間が長くなりました。もしかしたら、4人までがいいのかもしれません。2人プレイには専用の特別ルールがあります。

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