先日映画館に行った。いわゆるシネコンで売店の品揃えが充実していた。特に今人気のナルニア国物語のグッズはかなりの種類を売っていた。キャラクターものから舞台となる世界の地図が入ったものまで色々あり、どれも魅力的だ。映画を観ていない僕にもその雰囲気が伝わってくる。
それに比べて僕が観に行ったVフォー・ヴェンデッタはグッズは寂しい。色はほとんどが黒地に血の様な赤(公式サイトのイラストのように)。描かれているのは怪しいマスクの男と睨みつける坊主の女の人。他はその怪しいマスクなど。映画の雰囲気に忠実ではあるのだけど。
シネコンと同じ建物にあるおもちゃ屋のトイザらスではスターウォーズのグッズを沢山売っていた。3500円を切るダース・ヴェイダーのマスク型ボイスチェンジャー(asin:B0006VXKFA)や、やたらバリエーション豊富なクローン・トルーパーのフィギア(asin:B000B64F4U, asin:B000EHPPCM)などを勢いで買ってしまいそうになるのを大人の意思力で我慢するのが大変だった。
グッズで儲かる映画と儲からない映画を比べると、どちらが世に出やすいかは明らかだろう。
地味な映画も好きな僕としては寂しいと同時に、周辺のグッズに心惹かれるところもある。最近は PC の進歩で個人でもできるほど映画が安くできるようになったというけれど、売り方もキチンと考えないとその作品が日の目を見るのは難しいのかなと思った。
- 追記(5月2日)
- 「総表現時代」でなく「総表現社会」と言われているのに気づいたけれど、今さらタイトルを変えると影響が大きいのでそのまま。