お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

「よめないけど、いいね! 根津美術館の書の名品」展へ行ってきた

東京は表参道駅近くの根津美術館「よめないけど、いいね! 根津美術館の書の名品」展へ行ってきました。

www.nezu-muse.or.jp

書や書道というと、美術館の展示の中では他分野と比べていまいち話題性が低いイメージがあります。文字にも関わらず、読むことが難しいのが理由の一つに思えます。実際には書が好きな人も私のように読んでいない人も多いと思うのですが、本展覧会で「よめないけど、いいね!」という題としたのは解決策の一つですね。読むことができなくても、「大胆で迫力がある」とか「繊細だ」というのはわかるものなのです。実際今回、写経の量に圧倒される事もありました。一人の人が圧倒的な量の写経をするのです。特に今回展示の600巻を超えるものは圧巻です。

今回特に印象に残ったのは一休さんによる「一休宗純墨蹟 偈頌げじゅ」。読むことができなくても書いた人の思いが伝わってくるかのようです。

12月17日から2023年2月5日までの展覧会「遊びの美」も気になります。

企画展

よめないけど、いいね! 根津美術館の書の名品

2022年7月16日(土)~8月21日(日)

休館日 毎週月曜日 ただし7月18日(月・祝)は開館、翌19日(火)休館。
開館時間 午前10時~午後5時。(入館はいずれも閉館30分前まで)
入場料 オンライン日時指定予約
一般1300円
学生1000円
障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料
会場 根津美術館 展示室1・2

書の名品と言われても昔の人の字は読めないから苦手だ、何が書いてあるのかわからないからつまらないなどと、書の展覧会は敬遠されがちです。もちろん、書かれた内容を正しく理解するには読むことが必須ですが、それはひとまず活字本にゆずりましょう。 たとえ読めなくても、肉筆の書ならではの魅力に触れることはできるのです。 根津美術館所蔵の書の名品を軸に構成した今回の展覧会は、先人たちによって大切に保存されてきた書の見どころをわかりやすくご紹介することを目指しました。「よめないけど、いいね!」と実感していただけたら、そしてこの展覧会が、書の作品をさらに深く鑑賞するためのひとつのきっかけとなれば幸いです。

https://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html