ならず者の脱獄を数年ぶりにプレイ。一癖も二癖もありそうなならず者達が描かれたカードを取り合います。4人でプレイしました。
システムが独特です。カードには人物が描かれています。10枚のカード列を3列卓上に並べた状態でゲーム開始。手番が来たら、その列からルールに従ってカードを手札に取ります。そうすると、隣のカードが「刑務所」へ入ります。そして、手札からカードを自身の前に人物別に並べて人物別にマジョリティを競います。刑務所がいっぱいになると得点計算です。刑務所内の人物(カード)が各プレイヤー前に一番たくさん並べた人のものとなり、得点となります。
一見回りくどいし、カードはうっかり混ざりやすいし、シミュレーション性・テーマの再現性はよくわかりませんが、これがよくできています。特殊カードのような複雑性はないシンプルな作りです。手札集めと刑務所送りの枚数は両方を多くする事はできずジレンマがあります。そして、他プレイヤーとのインタラクションが多い作りです。カウンティングが重要で、数字をよく数える論理性が重要です。
カードのイラストが本当に悪そうで盛り上がります。「金髪のお姉さんを取って、おっさん刑務所へ」とか、「トレンチは後回しにして6の奴を取ろう」と名前をつけてしまいます。
500円で購入した(→「テンデイズゲームズ8周年記念セールへ行ってきた」)ものだけに、初プレイのときは期待していませんでした。しかし、これはシステムでプレイ感を決めるような作りで、インタラクションあり、論理的思考ありの、好みの良作でした。
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