お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

タコツボ/takotsubo!!


ゲームマーケットどうぶつしょうぎブースで購入。ゆるいタコの箱絵がイカす。
説明書きには「チェスのようで、チェッカーのようで、将棋のような、”3手読み”のタコツボゲーム」。同じ感想を持ちました。
「不器用な」海の生き物たちは斜め前にしか進むことができません。この「不器用な」という表現が心に響きます。また、相手の駒を飛び越えることができるときは、必ずそうしないといけません。こうすると相手の駒を盤上から取り除くことができます。
この必ず飛び越えなければならないルールのおかげで、先を読みやすいのと同時に先を読むことを強制されている気がします。思考力を非常に求められます。5分で終わる超短時間ゲームなのに、ものすごく疲れます。そこが楽しいところですね。
アブストラクトゲーム好きの人向けではあると思います。ですが、それが超短時間ゲームに凝縮されているので、そうでない人がその世界を体験するのにもいいのではないでしょうか。
なお、ルールブックにゲームデザイナー東公平氏について、「アレックス・ランドルフと親交が深く、将棋愛好家のランドルフの日本での将棋修行を指南した」とあります。