お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ケルトダイス/Keltis - Das Wuerfelspiel


ドイツ年間ゲーム大賞受賞作品「ケルト」のシリーズ作品。元作品はカードをベースとしたボードゲームですが、この《ケルトダイス》はダイスゲームとなりました。(そういえばこのゲームが出たころ、ボードゲームをダイスゲーム化して立方体の箱に入れて売るのが流行りました)
ダイスの目に進める道の印がありうまくいくと一度に何歩も進めることができます。進めば進むほど得点です。
面白いのは、駒を進めるための目の他に「願いの石」の目があることです。これは駒は進めませんが、得点となる「願いの石」チップを受け取ることができます。早く駒を進めた方が得点となるレースゲームの側面がありながら、それと相容れない願いの石集めをしたくなるところにジレンマがあります。
ゲーム版は表面と裏面とがあります。表面は複雑なルールが少なく遊びやすくなっています。裏面は止まることができないマスがあり、複雑なのと同時により戦略的になります。
とはいえ、全体としては運の要素が大きくて気楽に遊ぶことができるゲームだと思います。