おのさん( id:hourei )によると、カタン(カタンの開拓者たち、カタンの開拓者)が、映画化、RPG化だそうです。
ああ、やっとドイツのボードゲームメーカーも人気ゲームはゲーム以外でも稼げる事に気づいたかと。
ドイツ語の原文
- 29.01.2011: 15 Millionen Mal verkauft (Tageszeitung Neues Deutschland) http://www.neues-deutschland.de/artikel/189599.15-millionen-mal-verkauft.html
日本でいう「メディアミックス」ですね。ライトノベル界でよく見かけます。例えば、面白い・売り出したい小説を原作に、次々とテレビアニメ化、漫画化、アニメ映画化、系列出版社の専門誌での特集、ラジオの深夜番組展開、ラジオドラマ化、ビデオゲーム化、サウンドトラックの発売、グッズの販売を仕掛けるのです。それらのどれかから作品のファンになった人は、それらに心奪われ、楽しむと同時にお金をどんどん使うというわけです。徳間書店が西谷史原作の、「デジタル・デビル物語 女神転生」が最初に行ったと聞いた事があります。
サムライ・カードゲーム、ラー・カードゲーム、アルハンブラ・カードゲーム、ケルトカード・・・
ここ数年、ドイツゲームは人気ボードゲームをカードゲーム化したり、リメイク作品ばかりでネタ切れだと言う人もいます。それとも、値段の安いカードゲームで心をつかんでボードゲームの購入につなげたいのか、手堅く稼ぎたいのか。
でも、メディアミックスは少なくとも僕は聞いた事がありません。見方によっては、ネタ切れでも新作ゲームを出版して稼ごうとしていたのは、実直なやり方だったのかもしれません。
萌えキャラのゲームなど無い、渋いドイツゲームなので(そこも好きなのだけど)難しいのかもしれませんが、メジャー・メーカーはこういう展開をしてもいいのかもしれませんね。