お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

PowerBook G4 のメモリを増設

Powerbookの蓋の裏

愛用のノート型 MacPowerBook G4 (12inch, Super Drive, CPU: PowerPC G4 1.5 GHz, memory: 512 MByte, )のメモリーを増設した。準備も含めたその手順を書こう。予想外に面倒な事も起きたので、同じくメモリを増設する人の助けになれば。
今回メモリを増設した Mac はこの機種。

2007年9月26日追記

Amazon から該当 PowerBook G4 の商品ページが無くなってしまい、上記リンクが該当商品無しになってしまった。リンクをたどると、はてなのこの PowerBook G4 を取り上げたページ一覧を見る事ができるので残しておこうと思う。
追記ここまで。
まずは使用できるメモリの型を調べた。
メモリには種類がある。それは容量の差以外だけではなくて、コンピュータ本体と情報をやりとりする速さやピンの数(本体に差し込む部分の長さ)などだ。
どの種類のメモリでないといけないかは本体購入時に入っていた説明書で確認できる。また、Apple のサポートページで調べる事もできる。

説明書を読むと、この機種では、「PC2700 DDR333 200pin SO-DIMM」という種類のメモリが使用できる事がわかった。Mac 本体購入時に取り付けられているメモリは、取り外せない 256 MByte のメモリと、交換可能な 256 MByte のメモリであることもわかった。増設するには交換可能な方を取り外し、新規購入したメモリを替わりに取り付ける事になる。新規に取り付けられる最大容量は 1 GByte で、合計 1.25 GByte であることもわかった。価格次第だが、最大容量にする方向で調査する事にする。
Mac でも規格に沿ったメモリを採用しているので、Windows が動くパソコン用として売られている製品も使用する事ができる。その方が、「Mac用」として売られている製品よりもかなり値段が安い。ただし、値段が安い製品は基本的に玄人向けで、うまくいかなかった時の対処が面倒だ。返品できるとは限らない。値段とリスクの妥協しやすい点は Mac 専門店で安いメモリを買う事だろう。
調査した大体の価格(2006年5月中旬時点)。

価格 備考
Apple Store 約36,000円 メーカー純正品
家電量販店 約26,000円(10%ポイント還元) パーツメーカ製・箱入り
秋葉原Mac 専門店 約16,000円-25,000円 バルク品
秋葉原の 非 Mac 系パーツ店 約16,000円 バルク品
信販Mac 専門店 約16,000円 バルク品
信販売 非 Mac 系パーツ店 約16,000円 バルク品
Yahoo! オークション 約13,000円 パーツメーカ製・箱入り・新品

今回はオークションで買う事にした。数日で手元に届く。

2007年9月26日追記 現在の価格

メモリの交換の前に、まずはハードディスクのバックアップをとった。メモリに不良があった場合、データが壊れて復帰不能になる可能性があるから、バックアップは重要だ。
メモリの取り付け方法は Apple のサポートページのマニュアルを参考にした。

ここで問題が発生。PowerBook 本体裏の蓋のネジがまったく回らない。精密ドライバーが壊れそうになってしまった。
同様の問題を抱えている人がいないかインターネットで検索してみた。予想通り困っている人はいた。

どうやら精密ドライバーの握りが太いものを使えば簡単に回転するらしい。ホームセンターで420円で「ベツセル Gグリップドライバー No.990」を購入する。ドライバーのサイズは PowerBook の説明書に書いてあった。念のためノートブック本体をホームセンターに持ち込んで購入前に確認した。(後に100円ショップで目的を果たせそうなドライバーを売っていた。100円ショップ恐るべし。)
これを使うと、いとも簡単にネジは回った。カバーの裏には丁寧にもメモリの取り付け方が(写真)。これに従ってメモリを取り付ける。簡単に完了。
次に、取り付けたメモリに不良がないかを確認した。PowerBook 付属の「ハードウェア・テスト」用のディスク(DVD)を使用した。OS のインストールディスクに入っている。
ハードウェア・テストを使用するには、ディスクをドライブに入れた状態で optionキーを押した状態で PowerBook を起動して、表示された起動可能ディスクの一覧から目的のディスクを選択する。Cキーを押しながら起動しても OS の再インストールが起動してハードウェア・テストは実行できないので注意。
ハードウェア・テストの操作は簡単だ。画面の指示に従って簡単に実行できた。
エラーは無く、無事にメモリ増設完了。
オークションでメモリ購入から動作確認まで時間がかかってしまったが、増設自体は問題なく成功した。
ちなみにこの直後、PowerBook の電源ボタンを押しても画面が暗いままだったのでもう一度電源ボタンを押したのだけど、実は電源は入っていた。結果的に電源が切れてしまう。データが壊れたりはしなかったが、少々焦った。メモリを増やすとメモリチェックに時間がかかるのかもしれない。
以上で完了。PowerBook での作業はかなり快適になった。
もし、これが助けになったという方がいればコメント欄にその事を残して頂けると励みになるのでぜひ。