MXTV のガリレオチャンネルで、「日本の半導体産業を興した男」として、岩間和夫という人を紹介していた。
番組では彼をソニー第三の創業者としていた。井深大氏が世界を回って面白い技術を見つけ、岩間和夫氏がつくり、盛田昭夫氏がが売ったという。
昨日、「チャップリンとIT」で書いた新・電子立国で、ジャストシステムやマイクロソフトなどを取材した結果、技術系企業の創業時には技術に強い人とビジネスに強い人の2人で組んでいるところが強かったとしている。
新・電子立国の方は、面白い技術を見つけるのは完了していたから創業した様にみえる。しかし、ソニーは強力なリーダーが3人いて目標の方向がぶれる事はなかったのだろうか。3人というのは難しい人数にも思える。番組後編ではその辺も取り上げてくれるのだろうか。
- 番組を制作した会社による番組紹介ページ
- 番組を制作した会社による番組紹介ページの過去の番組一覧 (上記紹介は多分そのうちこちらへ移動)
- Sony History 第1部 第5章 第1話「大丈夫、必ずできる」
終戦後間もなく設立され、脅威的なスピードと独創性で日本の半導体産業を牽引してきたソニー。世に広く知られる創業者の井深・盛田とともに、この躍進を開発の現場で支え続けた第三の男がいたことを知る人は少ない。その男の名は、岩間和夫。彼こそが、日本の半導体産業を築いた人である。
岩間和夫とは一体どのような人物だったのだろうか。それは“岩間レポート”抜きに語ることは出来ない。ソニーは昭和28年、米国で発明されたトランジスタの作動原理を使用するライセンスを得たが、契約上の理由から設計資料の提供を受けられずにいた。だが、岩間は唯一許された工場見学での記憶だけを頼りに、256ページにも及ぶ技術レポートを書き、日本へ送り続けた。そしてこのレポートを元に日本製トランジスタ第1号が誕生し、日本の半導体製造がスタートしたのだ。前編では、このソニー4代目社長・岩間の生い立ちから、世界的なトランジスタブームの陰の立役者となるまでの道のりを、ソニー製品の誕生秘話などを交えて綴っていく。