お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

Google はアプリケーションポータルサイト

テレビ東京の経済ニュース、ワールドビジネスサテライト(WBS)で昨日5月11日、Google が新サービスを開始した事を報道していた。たしか、ワールドマーケットのコーナーだったと思う。
特に、Google Trends と Google Notebook を取り上げていた。特別に大特集では無かった。これも Web での新サービス、しかも無料のものが経済に影響を与えると考える人が増えたからかもしれない。もっとも、アメリカ発のニュースではあったけれど。
しかし、番組中の記者会見で Google の経営陣が日本市場には力を入れる旨を発表していた。僕は Google の影響は Web の世界にとどまらないものだと考えている。僕が考えだした事ではなくて、「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)」に書いてあった事だけど、確かにそうだろうと思う。そして、その方法は既存のビジネスを破壊して Google 流につくり直す方向に進めようとしているように見える。つまり、WBS の視聴者(や日経新聞の読者)は追っておくべき情報だと思う。前記の本の著者は、楽天の TBS 買収を狙った行動も Google の影響があると見ている。
ユーザーの囲い込みも進んでいる。Google Notebook は、Google だけを使えば使うほど便利になるサービスだ。さらに、最近の Google は情報のポータルサイトではなく、アクセスしてブラウザでアプリケーションを利用するアプリケーションポータルサイトになりつつある。影響範囲は大きくなっていると思う。つまり、囲い込みが進んでいる。
今回のニュースがテレビで小さく取り上げられた事が、逆に Web が特別なものではなくなってきた事と、その影響の大きさを感じた。