お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ホット・リード/Hot Lead

ホット・リードは、ライナー・クニツィアによるデザインのボードゲーム(カードゲーム)です。日本語版が発売されたばかりの新作です。

毎ラウンド、場に人数分のカードがめくられます。各プレイヤーはこれを集めて得点とします。これとは別に各プレイヤーは数字のカードを手札に持っています。全プレイヤーが一斉にカードを1枚出します。数字が大きい順に山札に近い方のカードを自身のカードとして手元に置きます。集めたカードはいわゆるセットコレクションで、うまく集めると得点となります。

今回4人でプレイ。拡張ルールを2つとも入れました。

定番カードゲーム「ニムト」を連想させるルールです。一種のバッティングゲームともいえると思います。バッティングというのは運のようでいて、誰が何を出したいのかをよく考えた上で手を決めた方が有利です。何が有利かを考えるのが前提なので、思惑入り乱れる心理戦となります。

セットコレクションの部分もよくできています。色別にカード集めます。全色集めるとボーナス得点、各色を3枚集めてもボーナス得点です。しかし、4枚以上だと損な仕組みです。バッティングの仕組みで思ったようにカードを集めることができずに、思いがけない展開で盛り上がります。

バッジの拡張ルールは元からのデザインに沿った内容。初プレイから入れてもいいかもしれません。もう一つの追加カードの拡張ルールは、パーティーゲーム感を強くします。何回かプレイしてから追加するとプレイ感が変わって変化を楽しむことができそうです。

短時間ゲームです。繰り返し遊ぶのが面白いですね。現代的ニムト。

極めて極めて高評価。

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