お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ふたつの街の物語/Between Two Cities + Capitals 拡張


ふたつの街の物語は、各プレイヤーが担当する都市を発展させ、その程度を競うボードゲームです。大きな特徴であり面白いのが、2つの都市を担当することです。そのうち一つは右側に、もう一つは左側に置きます。そして、右側の都市はそちら側のプレイヤーと共有し、協力して発展させます。左側はそちら側のプレイヤーと同様にします。斬新! (一応左右のプレイヤーそれぞれと手札を共有する《大勝負》というゲームは存在する)
そして、最終得点は担当する2つの都市の内、得点が低い方です。つまり、満遍なく双方の都市を発展させないといけません。これがとてもうまく機能していて、双方都市に対してポジティブな事しかしないのです。細かい事ですが気分が良くなります。
面白いのは都市を共有する面白さの追求を徹底している(と思われる)ところです。都市に配置するタイル(工場とか公園とか商店とか)もドラフト形式で取っていきます。つまり、皆同時にタイル束を手に取り、一枚自分自身の分として取り、残りを次の人に渡すことを繰り返します。隣の人は仲間です。2つ隣の人は仲間ではありませんが、自分自身の仲間である隣の人とは仲間です。3つ隣の人は自分自身にも隣の仲間にとっても仲間ではありません。その人達に順にタイルを流していくことになります。でも、なかなかそこまで考えるのは難しく、最初は手元の都市発展を中心に考えて、繰り返し遊ぶうちに下流にいるプレイヤーによるタイルの利用のされ方を考えるようになるのでしょう。そういう意味で何度も遊びたくなる作品です。
ふたつの街の物語は今回初プレイでしたが、Capitals(首都の意)拡張入りでプレイしました。このゲームを素直に拡張するいい拡張だと思いました。
ルールは単純だけれど、勝つのは難しい。対局と細かな点の両方を見なければいけない。多人数ゲームを遊んでいるという感覚。どれも僕の好きなボードゲームの原点をくすぐる現代的ゲームで好みです。
今回は7人でプレイ。4人など人数が少ないと、上記関係の薄い人(単に敵だ!)が存在しないのでプレイ感覚が違うのではないかと思いました。

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ふたつの街の物語 完全日本語版

ふたつの街の物語 完全日本語版

  • 発売日: 2016/09/10
  • メディア: おもちゃ&ホビー