映画、クローンを観た。
近未来、アルファケンタウリ星と戦争中の地球が舞台。天才科学者の主人公はある日公安組織に捕えられ、お前はアルファケンタウリが送り込んだクローンで爆弾が埋め込まれている。本人はお前が殺したのだろう、と言われる。逃げながら無実を証明しようとする主人公の話し。実は主人公は本当にクローンなのではないか、どうやって主人公はホンモノだと証明するのか。ハラハラドキドキの逃亡劇。逃亡の過程で、自由は失われ管理社会となった社会が描かれる。
なんだか、マイノリティ・リポートに似ている雰囲気だと思っていたら、原作は同じフィリップ・K・ディックらしい。未来を描くヴィジュアルがいい。でも、お話で描く周辺の小さなお話しが中途半端に力が入っているものが多く、観る人に想像力と観た後の検証を要求する映画。
主人公が自分がクローンでない事を証明する為にとった行動や、それへの伏線、結末は以外で面白い。
B級と言えそうだが面白いSF。