映画、ブロウを観た。
実話に基づく物語らしい。アメリカを舞台に麻薬の密売に手を染め、そのまま麻薬王に上り詰める主人公の様と、価値感の変化をさわやかに描く映画。主演はパイレーツ・オブ・カリビアンのジョニー・デップ。
麻薬を扱う映画にも関わらず演出がさわやかなのは、おそらく主人公が麻薬を売り始めた気軽さの気分を表しているのだろう。そして、それを続けたのも簡単に金を稼いでいい暮らしをしたいという気持ちから。だから演出もずっと軽いまま。
どうも、麻薬を売る主人公に共感できず。だから、主人公の創意工夫にも共感できず。そして、最後までお話にも共感できず。作品の完成度は高いといえると思う。